彼女の所属事務所であるホリプロは「出馬意向」をどう受け止めているのだろうか。それを見据えての独立⇒引退なのであれば、放ってはおけないはずだ。
「超売れっ子の彼女が抜けてしまえば、大きなダメージであることは間違いない。ただし、彼女が自民党からの出馬を選ぶのには、ホリプロへの配慮の側面もあるようです。というのも、堀義貴社長(54)は成蹊大学の先輩である安倍晋三前総理(66)の後援会『晋成会』のパーティーで乾杯の音頭を取り、自ら『自民党に近い人間』とインタビューでも発言しているほどです。彼女が自民党を選ぶ背景には、党内に夫経由の知人がいただけではなく、所属事務所の顔を立てる意味合いも少なからずあるのでは」(ホリプロ関係者)
実は彼女の政界転身によって、ホリプロにも大きい恩恵があると予想されている。
「現在、政権に対して『コロナ禍でのエンタメ業界への補償が不足している』と不満を露わにしているホリプロにとって、石原の自民党入りは今後のロビー活動のしやすさという面で絶大なメリットがある。自民、公明、ホリプロのいずれもが得をする仕組みになっているんです」(政界関係者)
全てが淀みなく、シナリオは練られているのだ。
さらには「政治家適性」についても、すでにお墨付きを得ており、
「以前、転職情報サイトが実施したイベントに登壇した際に『適性職業診断』を受けたところ、彼女は『政治家向き』と診断されていました。『リーダーシップと他人を動かす影響力を持っている』と司会者から指摘され、本人も『人に話をするのは得意なんですよ』と納得していた」(スポーツ紙芸能デスク)
であれば、どんな政治家になって日本を変えてくれるというのか。石原が目指す政治家像について、現役学会員が言及する。
「彼女は10代の頃から『芸能界に入っていなければ看護師になっていた』『ナイチンゲールの本が一番の愛読書』と公言するほど、医療に関心を抱いています。コロナで壊滅状態に陥っている、日本の医療現場の改革を目指してくれるのではないでしょうか」
華々しいセカンドライフを夢想する一方で、芸能界に未練はないのだろうか。図らずも、そこに一大決心をした理由の一端が垣間見えるのだ。
「ホリプロにとって石原の穴を埋めることができるのは、数字を持っている高畑充希(29)しかいない。『数年以内に事務所の序列で石原を追い抜くのは間違いない』との見立ても出ていたほどです。ホリプロは綾瀬はるか(36)、深田恭子(38)、高畑による『新・三人娘』体制になるでしょう。その場合でも、綾瀬と深田を抜き去って高畑が頂点に立つ日もそう遠くないと想定されている」(ホリプロ関係者)
心置きなく、次のステージへと進めるようだ。「政治家・石原さとみ」誕生の瞬間が着々と近づいている。