テリー 俺が本音を言ったほうがいいと思うのはね、そのほうが芸能界で長続きすると思うからなんだよ。
ほのか そうなんですか。
テリー うん。だって、テレビを見てる人って優秀だから、ウソをつくと見破られちゃうんだよ。例えば画面の隅のほうにワイプで出てる時に、おもしろくないのに笑ってる人がいるでしょ。
ほのか 私です。めっちゃ笑顔の練習しましたもん。
テリー そうか(笑)。でも、ムリして笑ってもバレるから、おもしろくない時は笑わない。自然体でいいんだよ。優秀だと思う芸能人はそのへんの線引きがしっかりしてるよね。
ほのか そっかぁ。でも私、キャラも何もないのに、自然体で大丈夫ですか?
テリー それでダメなら、その時はその時だな。
ほのか アハハハハ、終わった。
テリー いや、そんなことないよ。だって今は「CanCam」の専属モデルなんでしょ。すごいじゃん!
ほのか いえいえ、事務所の力で押し込んでもらっただけで(笑)。
テリー アハハハハ。でも、モデルの仕事は楽しいでしょう。
ほのか 楽しいですけど、厳しい面もありますね。やっぱりグラビアとは撮影の雰囲気も全然違うので。
テリー どう違うの?
ほのか よくテレビでモデルさんの撮影現場を見ると、1枚撮るたびに「可愛い、可愛い」って連発されるじゃないですか。でも実際に撮られる立場になると、「可愛い」って言われない時のほうが多いんです。
テリー へぇ~。やっぱり人気のファッション誌はシビアなのかな。じゃあ、なんて言われるの?
ほのか 「今日は1枚ぐらい、よさそうな写真もあったね」とか。だから「ほんとにダメだったんだな」って凹みます。
テリー どこがダメなんだろう。
ほのか スタイリストさんは洋服のラインがちゃんと見えてることが大事だったり、編集者さんは誌面を構成しやすいカットだったり、それぞれの基準で「可愛い」があるんですよ。そのみんなの思いが合致した時に「可愛い」って言ってもらえるんですけど、私はまだまだそれが少ないので、言われる回数を増やしていきたいと思ってます。
テリー なるほど、モデルさんも大変だな。プロポーションの維持や肌のコンディションを整えるのも仕事だと思うけど、そのへんはどうしてるの?
ほのか そうですねぇ。でも、私は身長も160センチでそんなに高くないし。
テリー まぁ、モデルとしては普通なのかな。
ほのか そうですね。みんな当たり前に165センチとかある世界なので。だから普通のモデルさんみたいなことをやっても私は勝てないので、今はムキムキにしようと思って、トレーニングを頑張ってます。
テリー どんなトレーニング?
ほのか 今はパーソナル・トレーナーさんのところと普通のジムに週3回通ってます。あとはボクシングも始めて。ボクシングは行ける時に、なるべく週に2回は行くようにしています。もともと体を動かすのは好きなんです。
テリー もとは球場でビールを売っていた“美人すぎる売り子”だもんな。
ほのか はい。だから、足腰はしっかりしてるんです。