明石家さんまが5月29日放送の毎日放送ラジオ「ヤングタウン土曜日」で、女優・大竹しのぶとの離婚原因を改めて語る一幕があった。
さんまはアニメーション映画「漁港の肉子ちゃん」(6月11日公開)を企画プロデュースし、大竹を肉子役に起用。26日に行った完成報告会を振り返った際、「ホンマにありがたい。今回の声をやっていただいて。さすが大竹しのぶ」と声優としての実力を絶賛していた。
番組では、「考えてみたら、(大竹が)仕事を辞めることが条件で結婚して。仕事を始めたんで『これは違うぞ』というのでケンカになったり、それもあるんです」と、これが離婚につながった経緯でもあったと振り返ったさんま。これに共演者の村上ショージが「ええー!」と驚きの声をあげると、さんまは「何が? お前知ってたやん。何べんもお前に言うてるやん」と不服そうにコメント。村上はかつて、さんまが“60歳で仕事を辞める”と言っていたが、60歳ぐらいから脂が乗ってきたことを例に挙げ、「人間って、いろんな場面、場面で変わってくるじゃないですか」と説明した。
するとさんまは、「僕は結婚の時、(大竹は)仕事を辞めないだろうと思って言ったんです。実は。『仕事辞めるんなら結婚します。二千翔(にちか=長男)の面倒みるけど、辞められないでしょ?』って一度聞いてるんです。そしたら『辞める』ということで、ああいう形になったんです。大竹しのぶが大竹しのぶを捨てるって、これは責任重大やと思って」と結婚決意の理由を明かし、「もともとそう言っておいて仕事を始めるのが、向こうの作戦だったとは思う」と付け加えた。
村上が「でも、周りから『これ出て(出演して)ください』『これ大竹さんの作品ですよ』と言われれば…」と、大竹が仕事を断りづらいことを指摘すると、さんまは「まあそうやろね」と同意。「IMALUが生まれたばっかりというのもあるし、3歳までは家にいてあげてほしかったというのは…、これはそうなんです。だからそういうことでいろいろあったんです」と回想し、「『仕事辞めるなら結婚します』『仕事始めるから離婚します』。単純に言うとそういうことなんやけど、今回、仕事お願いするって…もう訳わからん」と語り、笑いを誘った。
大竹が家庭に収まるタイプではないのに加え、さんまも結婚時代は「おもしろくなくなった」なんて言われてもいた。それを考えると、お互い別れて正解だったのでは。
(鈴木十朗)