明石家さんまが11月24日放送の「第一回明石家紅白!」で、31年ぶりにNHKに出演する。
同番組は歌手7組(八代亜紀、槇原敬之、泉谷しげる、いきものがかり、ピコ太郎、欅坂46、Little Glee Monster)とトークし、さんまのリクエストした歌を聴かせる1時間半の音楽バラエティ。実はありえない経緯を経て実現した番組だということがわかった。11月19日放送のラジオ番組「ヤングタウン土曜日」で、さんま自ら明かしたところによると、こんな具合だったという。
「さんまはSMAPの木村拓哉と毎年正月にフジテレビで『さんタク』という番組を14年も続けているんですが、そのスタッフたちとの会話の中から生まれた企画が『明石家紅白』だったんです。内容は、先日終了した長寿番組『さんまのまんま』を発展させた形。さんまの部屋に歌手を招いておしゃべりを楽しみ、目の前で歌ってもらうというものでした。さんまの好きなアーティスト、聴きたい歌、会いたい話題の人に登場してもらう。それを横で聞いていたADがNHKに行って企画書を上げたら、企画が通ってしまった。それで同番組のプロデューサーとディレクターがADのことを『あの野郎』と言って激怒していたため、さんまは『お前、どうせ(フジテレビには)できなかったやろ』といさめたのだそうです」(芸能ライター)
「さんタク」は、これまで知恵を絞って企画で勝負、今年の元日は木村拓哉の漫才と、2人での居合切りに挑戦している。もし「明石家紅白」がフジで実現していたら、どんな番組になっていただろうか。
(塩勢知央)