大相撲名古屋場所(7月場所)が、たけなわである。
進退をかけた白鵬は、初日、鬼の形相をもって、明生を敗り、2日目以降は辛勝を挟みつつも、無敗の8連勝。一方、綱取りの場所である大関・照ノ富士もまた勝ちっぱなしである。後半戦への盛り上がりにいよいよ目が離せない。少々気が早いが、千秋楽結びの一番、相星決戦に期待が高まろうというものだ。
折しも、ネット上などで「溜席の妖精」として話題になった背筋をピンと伸ばしたマスク美人も7月10日に、名古屋ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)に降臨。7日目の土俵に、清楚な華を添えている。願わくは、楽日のその日にもお出ましを願いたいものである。
さて、「週刊アサヒ芸能」で、大反響連載中の「白鵬本紀」第11番は、“同時進行”相撲マンガということで、名古屋場所への白鵬の思いを伝えている。冒頭ページでは、オリンピックをめぐる、父・ジクジドゥ・ムンフバトとの約束が明かされる。
2001年、少年白鵬16歳が臨んだ、記念すべき相撲人生のスタートは、黒星!国技館から泣き始め、部屋に帰ってからも泣き止まない白鵬であった。
そして、迎えた2番相撲では、追手風部屋の古川に初白星!ここから、今に続く1170勝超えの白星が積み上がることになる。しかも、決まり手は、その後、白鵬の「伝家の宝刀」となる上手投げ一閃!「栴檀は双葉より芳し」もかくやの鮮やかさであった。しかしながら、この五月場所は、3勝4敗のまさかの負け越しで、またしても、泣き止まぬ白鵬だったが…。
果たして、大器はどのようにして目覚めていくのか?行く末が気になる「白鵬本紀」第11番「泣き笑いの五月場所」は7月13日発売の「週刊アサヒ芸能」7月22日号に掲載。はっけよい!