7月4日は、大相撲七月場所初日である。番付表には、こうある。
〈蒙御免 令和三年 七月四日 十五日間 於名古屋市中区二の丸ドルフィンズアリーナ 大相撲挙行仕候〉
そして東正横綱の位置には、ひときわ大きな江戸文字で、〈横綱 モンゴル 白鵬 翔〉。白鵬が進退をかけて臨む七月場所(名古屋場所)が始まった。
さて、「週刊アサヒ芸能」で大反響の中、連載が進む「白鵬本紀」は、数えて第10番。2001年三月場所の新弟子検査を一発クリアしたダヴァ少年につけられた四股名は「白鵬」。昭和の名横綱にして、ライバルである柏戸と大鵬から、リスペクトされた名誉の四股名である。柏鵬時代と同じ「はくほう」の響きは、大横綱へのファンファーレでもあったろうか?三月場所の中日(なかび)に行われた出世披露では一番出世。力士人生のスタートはしかし、順風満帆に見えて、過酷な稽古漬けの日々。恐怖のぶつかり稽古では、依然として185kgの巨漢兄弟子に“鼻クソを擦りつける”のが精いっぱい!ピクリともしない兄弟子に力の限りぶつかり、呼吸困難になりながら、稽古場のハメ板の前にしゃがみ込む毎日だった。
休む間もない新弟子修行のある日、夕食の買い出しの帰り道。ファストフード店に入ったダヴァの目に飛び込んできた光景とは…?
ライブ相撲マンガ「白鵬本紀」第10番「過酷な新弟子修行」は、7月5日発売の「週刊アサヒ芸能」7月15日号に掲載。はっけよい!!