女子アナのフリー転身と配置転換が続出しているが、共通するキーワードはズバリ「暴走」。中でもトップの座をほしいままにする田中みな実の周辺からはキナ臭い情報が聞こえてくる。いわく「殴られ屋配備計画」が浮上しているというのだ。
女子アナ業界では、予測不能の行動に出る「暴走女子アナ」が大増殖している。かつて、周囲を戦慄させる「暴走戦士」といえばロード・ウォリアーズだったが、そのお株を奪うダブルインパクトで「暴走女王」と化しているのが田中みな実(34)なのだ。
芸能関係者が証言する。
「14年にTBSを退社し、フリー転身して以降の田中はプロ意識の高さから、マネージャーや番組スタッフにとにかく厳しい態度を取るんです。今では『業界一のマネージャー泣かせ』と呼ばれるまでになりました。というのも、彼女の担当になったマネージャーが続々と退職。結果的に大量離脱が生じています。しかも前の所属事務所では6年間に4回も辞めていき、一部メディアから『マネージャークラッシャー』と命名されたほどです。昨年8月に移籍した現事務所のフラームでも、半年余りでマネージャーが退社する事態となっていて、『もはや事務所の問題では済まされない』と切迫した事態になっています」
元々、局アナ時代から完璧主義者で知られるみな実アナ。それが、写真集「Sincerely yours…」(宝島社刊)のヒットでバラエティー番組だけでなく、CMやドラマからも引く手あまた。遂には主演映画の制作がスタートするなど、さながら「飛び級でトップ女優」にのし上がってしまった。それだけに、生来の「パーフェクト・ヒューマン」ぶりに拍車がかかっているというのだ。
それにしても、田中はマネージャーをどのように扱っているのか。芸能関係者が明かす。
「基本的には丁寧に接していて、マネージャーの誕生日にサプライズでプレゼントを贈ることもあるのですが、最大のネックになっているのが『常軌を逸した完璧主義』。仕事面での要求が理不尽なまでにシビアなんですよ。以前にもゲスト出演した番組で少しでも気に食わないことがあると、『なんで事前に察知しなかったの?』とマネージャーをガン詰め。さらには『私のシーンを全カットできないかディレクターに聞いておいて』など、どう考えても無茶な要求を伝えてくるんです」
その結果、メンタルを痛めるマネージャーが続出することになってしまったとか。
「深夜や早朝の時間帯、マネージャーにクレームの電話をかけるなどは日常茶飯事。もし電話に出られなければ『仕事って分かってるの?』と詰め寄られる。田中にまったく悪意はないのですが、そこまでのモチベーションを持たないマネージャーとしては『人格否定』と受け止めてしまう。精神がマイッてしまうのも仕方のない話です」
そんな田中は現在、これまで以上にピリピリした状況に追い込まれているという。さるドラマ関係者が明かす。
「今クールでも『ボクの殺意が恋をした』(日本テレビ系)に主役に次ぐ役割でレギュラー出演しており、今や女優として世間から認知されるようになった。この充実感の矛先が、逆の面で周囲へと向けられてしまうのです。実際、当たりはキツくなりました。これ以上マネージャーに負担をかけないための対策として、事務所内では前代未聞の仰天プラン『マネージャー5人体制』を準備中だといいます。現場ごとに分業制でスケジュール管理を処理し、より円滑なマネジメントを行う仕組みで、業界ではダウンタウンら超大物芸能人にしか採用されていない。ただ田中の場合は、こうした超大物とは少し趣旨が異なっているのですが‥‥」
分業制に徹することで、マネージャーのストレスを軽減することが目的とされている、いわばプロジェクトチームだという。
「マネージャーのひとりに極めて高い『怒られ耐性』を持つ人間を配属し、彼女の激しいクレームを一カ所に集中させようというアイデアなんです。結果、それ以外のマネージャーは精神を追い詰められることなく仕事に集中できるという発想。いわばストレス解消に徹する『殴られ屋』のような役割ですね」(ドラマ関係者)
鋼のメンタルの持ち主がいれば、田中の今後は順風満帆!?