女子高生作家に扮した主演映画で新人賞を獲得し、東大受験生を演じた「ドラゴン桜」(TBS系)が高視聴率をマーク。アイドル時代に数々の伝説を残し、女優に本格転身してからは徹底した役作りで演技に打ち込む平手友梨奈。弱冠20歳の令和のカリスマが女優道を極めるべく、美脚も露わに挑んだ性的暴行シーンも含め3回にわたって迫る。
「ドラマではバドミントンでオリンピックを目指す高校生という役柄で、撮影に入る前に猛練習を積んでいました。そのうち『もっと上達したい』と競技にのめり込み、本番では股の間にシャトルを呼び込んで打つ股抜きショットや、バックハンドスマッシュなどプロ顔負けの美技を披露。まさに憑依型女優の本領発揮でしたね」
ドラマ関係者はこう言って、6月27日に最終回となった「ドラゴン桜」の平手の演技を絶賛する。同ドラマで平手はバドミントン選手として挫折しながらも東大進学に夢を託す女子高生・岩崎楓役を熱演。体を張った演技が称賛を集めた。
「膝の故障が影響して、校内の階段で転がり落ちるという“階段落ち”のシーンがあり、そこでもいかにリアルにつまずくかを追求。本人は演技をしていた感覚がなかったようで、危うく顔から落ちそうになったとか」(前出・ドラマ関係者)
今回の「ドラゴン桜」は「半沢直樹」シリーズ(TBS系)を手掛けた福澤克雄氏が演出に携わっていることもあって、芸能評論家の佐々木博之氏もこう言って期待を寄せる。
「ドラマのキャリアは乏しいものの、出世コースに乗っていると断言できます。シュッとした爬虫類系の顔立ちとボーイッシュなキャラクターから、かつての江角マキコや水原希子のように、女性からも支持される人気女優になるのは間違いない」
同ドラマの第8話では、楓(平手)が駿河太郎演じる父親と、東大受験を巡って激しく対立。同級生が見守る前でビンタを食らうシーンが話題となって、14.6%の高視聴率をマークした。
「ドラマの中心となる東大専科の生徒7人の中でも、出演シーンやセリフの多さは群を抜いていて、扱いは別格。次の出演作では間違いなく主役級での抜擢となるでしょう」(佐々木氏)
合格点の上をいく満点の出来栄えと言えそうだ。