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山本昌、「あの1勝でやっていける!」プロ6勝目の対巨人戦“落涙”の深いワケ

 東海テレビのYouTubeチャンネル〈【東海テレビ公式】ドラHOTpress〉8月2日付け投稿回〈山本昌&山崎武司プロ野球やまやま話「涙を流したあの場面…」〉に、元プロ野球選手の山本昌氏が出演。うれし泣き、悔し泣きなど、現役時代に涙した場面を振り返った。

 山本昌氏と言えば、2006年にNPB史上最年長となる41歳でのノーヒットノーランを達成、08年には同じく史上最年長での200勝を達成して名球会入り。15年10月にはNPB史上初となる50歳でマウンドに上がり引退するなど、記録尽くしである。

 どのシーンで涙を流してもおかしくない状況だが、同投稿動画によれば、山本昌氏がマウンドで涙したのは2回だけだそうで、1回は引退試合。もう1回は、初勝利した翌年の1989年5月27日の対巨人戦だったそうだが、その理由が意外にも深いものだった。

 山本昌氏は、83に年ドラフト5位で中日に入団。初勝利は88年、5シーズン目にあたる年であり、苦心の末にもぎ取った白星だった。この年、5勝を挙げてシーズンを終了した山本昌氏だが、翌89年は5月の終わりまで無勝利のまま4敗を喫しており、「去年、まぐれだったな…」と思い始めた矢先、7連勝中の勢いに乗った巨人がナゴヤ球場に乗り込んできた。

「また打たれるのかな…」と落胆気味にマウンドに上がった山本昌氏。ところが、結果は「1対0」で完封勝利。感極まり、マウンド上で思わず涙したそうで、「あの1勝でやっていける!」とプロでの自信と確信を得たのだと感慨深く振り返ったのだった。

 プロ通算219勝のうち、6勝目が山本昌氏にとってのターニングポイントだったことが明かされたわけだが、落涙する気持ちに共感できるような見ごたえがあった。

(ユーチューブライター・所ひで)

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