自民党総裁選の出馬表明というサプライズ発表をぶち上げ、永田町で渦中の人物になっているのは、当選8回の経歴を持つ高市早苗元総務相である。
これにより「菅降ろし」の候補に加わった高市氏だが、決断までの舞台裏では安倍晋三前総理とのこんな“密談”があったという。
「93年初当選同期で仲が良いこともあり、高市氏は安倍前総理を高く評価。次の総裁選に出るように何度もプッシュしていたんです。ただ安倍前総理は『辞めたばかりですぐは無理』と頑なに拒否。それで『じゃあ、私が出る!』という流れになりました。それからは月刊誌で出馬表明するため、総理になった時にどんな国を目指すのか、用意周到に持論を準備して掲載したのです」(自民党関係者)
9月19日に『美しく、強く、成長する国へ。─私の「日本経済強靱化計画」─』(ワック)の緊急出版も決定し、高市氏は日本初の女性総理に向けてヤル気を漲らせている。
もちろん政策集の中身は気になるが、その前に国民が知っておきたい「幻」の本もあった。高市氏の初めての自伝的エッセイ「30歳のバースディ─その朝、おんなの何かが変わる」(大和出版)である。
実は高市氏の公式ホームページにある「著書・共著・編著」欄ではなぜか紹介されていないエッセイだ。
読み進めると、
〈この本には恋の話をいっぱい書くことにした〉
と、宣言し、恋人との”ベッド事情”まで明かしている何ともアケスケに甘酸っぱい「オトコの履歴書」が展開されていくのだが…。高市氏の“幻のエッセイ”に綴られた自分にまっすぐ正直とも言える“男爆喰い”な素顔と総裁選の行方については、8月24日発売の「週刊アサヒ芸能」9月2日号で詳報している。