現行の連続ドラマでは最長シリーズの記録を更新し続けている沢口靖子主演の「科捜研の女」(テレビ朝日系)が、このたび初映画化され、9月3日より公開中だ。99年に第1回がスタートし、19年には初めて1年で4クールのロングランの放送が行われ、20年にはシーズン20が放送された。
コラムニストの峯田淳氏は、初映画化についてこう分析する。
「10月からシーズン20が放送されるテレビ朝日の『相棒』はこれまで4回映画化され、スピンオフも2回。それと比較すると、シリーズ20を先に達成した『科捜研』が今まで映画化されなかったのがおかしいくらい。劇場版はテレビ朝日の早河洋会長が製作総指揮を務め、沢口を全社一丸となって応援する一大プロジェクトです。沢口がテレ朝に多大な貢献をしてきたことへのご褒美であり、ドラマ界で確固たるポジションを築いた証。正統派美人という位置づけでは、映画の吉永小百合に対してドラマの沢口といったところでしょうか」
初めての劇場版は科捜研シリーズのキーマンがほぼ顔を揃える贅沢なキャスティングに支えられ、“ダイエット菌”と呼ばれる腸内細菌を巡って起きた連続殺人事件に迫る。科捜研チームは何度も絶体絶命まで追い込まれるが、最新の科学技術を駆使、沢口演じる榊マリコと、内藤剛志演じる京都府警本部の刑事、土門薫のコンビがピンチを救う。
ところで、初映画化となれば、艶っぽいシーンにも期待したくなるところだが…。
「沢口は推定バスト80センチのBカップとも言われています。今までのシリーズでは、ウサギの着ぐるみや、金髪の巻き毛に白いドレス姿だったり、新撰組のコスプレだったりと、そのたびごとに話題を振りまいてきました。当初、映画でもコスプレ姿など衝撃のシーンがあると騒がれましたが、実際は正統派の刑事ドラマに仕上がっています。ただ、映画のクライマックスシーンでワイヤーアクションに挑戦しており、『生まれて初めて4メートルも吊られました』とインタビューでは驚きを露わにしています」(ドラマ関係者)
9月7日発売の「週刊アサヒ芸能」9月16日号では、84年にデビューしてから恋愛スキャンダルもほぼナシで、56歳の今なお独身を貫く人気女優の知られざる素顔を“科捜研”。過去の熱愛報道や「3億円高級マンション」でのVIP生活の実態を含め、詳細にレポートしている。