9月に入り、次々と最終回を迎えた夏期の「刑事ドラマ」。相変わらず「刑事もの」は盤石の人気を誇るが、そんな今期の刑事ドラマ3本の評判はどうだったのか。
ちなみに刑事ドラマの鉄板枠だったテレビ朝日系の木曜夜8時「木曜ミステリー」は今期で終了する。ただ、秋期からは新たに火曜夜9時にドラマ枠が新設され、ここで「科捜研の女2022」がスタートすることになっている。また、水曜夜9時からは新シリーズの「相棒Season21」も始まる。
そのテレ朝系で放送されていた刑事ドラマといえば、9月14日に最終回を迎えた、東山紀之主演「刑事7人 シーズン8」だ。視聴率は第1話が11.3%で、以降は10%を切る週もあったが、最終回は11.6%だった。
「視聴率は、今時にしては合格点と言えるでしょう。今シーズンでは、シーズン1から刑事7人の1人として出演していた倉科カナが、第1話で卒業しました。代わりに、ジャニーズWESTの小瀧望がレギュラー入り。倉科の不在で、毎回の女性キャラの出演がなくなりましたが、マイナスにはならなかったようですね」(テレビ誌ライター)
もうひとつのテレ朝系刑事ドラマは、9月15日にシリーズを終えた、上川隆也主演「遺留捜査~第7シーズン~」だ。視聴率は最終回こそ10.4%だったが、他の週は一桁台だった。とはいえ、SNSでは終了を惜しむ声が少なくなく、《撮影の舞台(京都)を変えてでも続けてほしい》などの声もあがっていた。
「今後、火曜の新枠で、幅広い層に人気が高い上川主演の新ドラマが作られる可能性もあります」(前出・テレビ誌ライター)
今期の刑事ドラマの3本目は、9月2日に最終回を迎えた、内藤剛志主演「警視庁強行犯係 樋口顕Season2」(テレビ東京)だ。
「視聴率は第1話が7.2%。出だしから厳しい数字でしたが、内藤は今や刑事シリーズものになくてはならない存在ですからね。『警視庁~』は、今後もシリーズ化されるでしょう」(前出・テレビ誌ライター)
内藤は、テレ朝の木曜ミステリー枠での主演ドラマ「警視庁・捜査一課長シリーズ」は事実上終了となるが、「科捜研の女」では主演の沢口靖子とともに続投が決まっている。
まだまだ衰えることのない刑事ドラマの人気。10月スタートのドラマも充実しており、秋の夜長の楽しみが増えそうだ。
(島花鈴)