柏木由紀はデビュー時代から「歌って踊れる歌手になりたい」と公言し、「一生アイドル」をモットーに掲げてきた。7月17日には歌番組「音楽の日」(TBS系)に生出演し、復帰後の初パフォーマンスを披露。9月29日発売の新曲「根も葉もRumor」でも、グループ史上初となる30代での選抜入りを果たしている。このままアイドルを貫き通すのか。スポーツ紙デスクが今後についてこう展望する。
「AKB48の人気が低迷している以上、20代の延長というわけにはいかない。演技力を磨き、女優路線を強化するのも手。18年には連ドラ『この恋はツミなのか!?』(TBS系)で爆裂バストの女流棋士役を好演しているし、ソロでオープニング曲も担当していたからね」
18年は女優として飛躍した年で、NHK大河ドラマ「西郷どん」では、西郷どんの弟の妻役も演じている。
「AKB48在籍中の大河出演は前田敦子以来2人目と評判になったけど、女優開眼とはいかなかった。昨年12月に行った初のディナーショーが大好評だったように歌を中心としたソロ活動の充実が不可欠です」(前出・スポーツ紙デスク)
その候補としてミュージカルやYouTuberを推奨するのが芸能ジャーナリストの佐々木氏博之氏だ。
「歌も踊りもできるので、ミュージカルの『シカゴ』にこだわる米倉涼子(46)のようにミュージカルに挑戦してもおもしろそうですし、YouTuberとしての展開もいい。今の『ゆきりんワールド』は、アサ芸読者のようなオヤジが見ても楽しめますよ。スッピンで登場して化粧講座をしたり、『コメントパトロール』と称して、書き込みを読み上げながら『うっせー、黙れ!』なんて調子で笑いを誘う。指原莉乃や高橋みなみとはひと味違う話術のうまさに、正直、驚かされました」
意外なのは、4月に「ゆきりんゲームチャンネル」も開設し、「荒野行動実況生配信」でゲーマーぶりを披露している点だ。
「チャット欄には女性ファンのコメントも多数流れたほどの盛況ぶりでした。柏木はみずから『中学時代はゲーム廃人』というほどのゲーム好きで、今年3月にはテレビ朝日の公式YouTubeチャンネル『動画、はじめました』で、乙女ゲームに挑戦。『私、ホンキで彼氏作ります』と“緊急宣言”が飛び出すほど盛り上がっていました」(スポーツ紙記者)
では、現実的な恋愛はどうか。過去のスキャンダルは、15年6月に「週刊文春」が報じた元NEWSの手越祐也との「温泉お泊まりデート」ぐらいだが、
「その話も当時、柏木の所属事務所がマスコミに後追い取材を許さず、藪の中。18年12月26日放送のラジオ番組『アッパレやってまーす!』(MBS)に出演した際、最初の契約書に男女ともに恋愛を禁止すると書かれていたことを明かしているし、恋愛を勧められても『いや、ダメですよ』とかたくなに拒否していたからね」(スポーツ紙デスク)
三十路になった柏木由紀の「アイドル第2章」は幕を開けたばかり。今後、果たしてどのような活躍を見せてくれるのか─。