11月8日発売の「週刊文春」が、バラエティ番組「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)で放送された「ラオスの橋祭り」が捏造だったと報じた件について、日本テレビは「番組サイドで企画したり、セットなどを設置した事実はない」と否定コメントを発表した。しかしラオス政府は、日テレの対応に激怒している可能性があるという。
「フジテレビがラオス政府関係者を取材したところ『橋祭りはラオスの祭りでも文化でもない』と強く否定しており、『本当の祭りを取り上げる企画だと事前に知っていたら、撮影許可は出さなかった』とコメント。さらに『日本人は誠実な人たちだと思っていた』と話し、国際的な信用を失う事態にまで発展しています」(テレビ誌記者)
また、日テレの「番組から参加者に賞金を渡した事実もございません」という発表に対し「週刊文春」は、「少年たちからは賞金や自転車などを受け取ったとの証言を得ています」と真っ向から反論。今後、さらなる続報が出れば打ち切りは免れない状況となってきそうだ。
そんな中、日テレには「イッテQ!」以外にも、打ち切り危機の番組があるという。
「現在、視聴率が低迷し、窮地に立たせられているのが、朝の情報番組『スッキリ』と『バゲット』です。『スッキリ』は、テリー伊藤氏などの毒のあるコメンテーターがいなくなったことで、視聴者が、炎上キャラの社会学者・古市憲寿氏の出演する『とくダネ!』(フジテレビ系)に流れています。また、多数の芸人が出演していた『PON!』を打ち切って始まった『バゲット』は、局アナ中心のスタイルであるため、視聴者からは『地味すぎる!』との声が飛び交い、視聴率も2%台と大爆死。そのため、来年には朝の番組にメスが入れられるのではないかと噂されています」(前出・テレビ誌記者)
今年の10月、月間視聴率3冠王の座から約5年ぶりに陥落した日テレ。「イッテQ!」まで打ち切りとなれば、雪崩のように全体視聴率が崩壊していくかもしれない。