いくら知名度があってもスキャンダルのせいではなかなか所属先が決まらない。そこへ救いの手を差し伸べたのが、芸能界のドンとして知られる田辺エージェンシーの田邊昭知氏だった。
「11年4月にスタートした『マツコ&有吉の怒り新党』(テレ朝系)にキャスティングして再起を図りました。夏目はやる気十分で、番組の記者発表にはチラ見え覚悟のパープルの超短いスカート衣装で登場。8頭身のスーパー美脚健在をアピールしたのです」(芸能プロ関係者)
番組の評判とともに夏目人気も高まると、13年に「真相報道 バンキシャ!」、14年に「あさチャン!」と立て続けに総合司会に起用される。それでも順風満帆といかない出来事が起きたのは、16年8月24日のこと。「日刊スポーツ」が一面トップでこう報じたのだ。
〈有吉の子供 夏目三久アナ妊娠 熱愛? 結婚は未定〉
これに双方の事務所は「事実無根」と否定。結局、11月24日に日刊スポーツは記事を撤回、謝罪した。
「夏目は16年3月に『怒り新党』を卒業していますが、有吉との交際がドンの耳に入り、共演者との交際を認めず降板させたという噂が流れました。真相は藪の中ですが、その後、2人は復縁して『寿引退』につながったのでしょう」(芸能プロ関係者)
酸いも甘いも経験し、キャスターとしての言動に説得力を備えた夏目は、18年4月25日放送の「あさチャン!」で、思い切った一大カミングアウトに出る。
テレビ朝日の女性記者が(当時の)財務省事務次官から受けたセクハラ問題を取り上げた際、自身もかつて取材相手からセクハラとも取れる言葉を受けたと告白。その詳しい被害状況について、
「取材する側もみんながもう『そういう人なんだなあ』とあきらめて、私自身も声を上げるということが『イコール仕事ができない、心の弱いやつだ』と思われるのが怖くて。その時はみんなが黙認しているという空気ができあがっていたんですね」
と、心境を吐露して話題になったのである。
朝の激戦区の時間帯で7年半MCとして番組を引っ張ってきた一方、20年10月から始まった「アニマルエレジー」でお笑いトリオ・ロバートの秋山竜次(43)と共演。そこではファンのためにこんな「置き土産」を残していた。
「ニュース番組では美脚を封印』していますが、『アニマルエレジー』になると、水を得た魚のようにアイドルアナ時代を彷彿させるミニスカ衣装を復活させ、流麗な美脚を惜しみなく披露しているんです。夏目は放送中にやたらと番組のインスタグラムをアピールするのですが、もしかしたらミニスカ写真を大量に投稿している関係で、惜別の意味も込めて大勢のファンに見てほしかったのかもしれません」(芸能記者)
ラスト露出をこの目に焼き付け、感謝と敬意を。至高のミニスカアナよ、フォーエバー!