元プロ野球選手の佐々木主浩氏と藤川球児氏といえば、「最強クローザー」の呼び声も高いレジェンドだ。NPB通算で、佐々木氏は252セーブ、藤川氏は243セーブで、この記録は、岩瀬仁紀氏の407セーブ、現ヤクルトの監督・高津臣吾氏の286セーブに続き、3位、4位の高位置につけている。
そんなクローザー2人の眼福ペアショットを拝見できる番組があった。
藤川氏のYouTubeチャンネル〈藤川球児の真向勝負〉の、9月25日投稿回がそれで、佐々木氏がゲストで登場。各々が最強と思うクローザーの名前を挙げていくといった内容だ。岩瀬氏、高津氏らの名前が挙がる中、両氏が共通して「最強」としたのは…。
「江夏さんになっちゃうのかな」との佐々木氏に、「そうですね、教えていただきたいですね。自分たち、全然知らないんですよ」と藤川氏も同調。
阪神、南海など、セ・パ5球団を渡り歩いた左腕・江夏豊氏だった。先発が主だった阪神時代には2度の最多勝利のタイトルに輝き、クローザーを中心に担うようになってからも最優秀救援投手のタイトルを6度獲得している。NPB通算193セーブは7位ながらも、206勝は堂々の名球会入りも果たしているのだ。
クローザーにとって必要なことをスタッフに問われると、「江夏さん、三振獲れるじゃん。抑えは三振を獲ること…を確立した人かもしれないよ」と評した佐々木氏。江夏氏はルーキーイヤーの1967年から6年連続で最多奪三振(当時連盟表彰なし)のタイトルを獲得。68年の「401奪三振」はNPB記録である。
佐々木、藤川の両氏から、「最強」の称号を与えられた江夏氏。視聴者からも江夏氏とのクロストークを切望するコメントが見受けられたが、藤川氏には、ひとつ検討をお願いしたいところだ。
(ユーチューブライター・所ひで)