有吉弘行との結婚により9月30日で芸能界を引退したフリーアナウンサーの夏目三久。複数のレギュラーを抱えていた彼女の「ラスト出演」に視聴者の注目が集まった。
9月26日は、2013年から総合司会を務めていた「真相報道 バンキシャ!」(日本テレビ系)の最後の出演回。
「私にとって『バンキシャ!』は古巣に戻って、暖かく受け入れてくれて、あっという間の8年半でした」と振り返った夏目。今後の同番組との向き合い方について「家で久しぶりにゆっくりご飯の準備でもしながら楽しみたいです」と笑顔で語った。
そして「最後の一日」となる翌30日の朝には「あさチャン!」(TBS系)にラスト出演。ここでの番組による「サプライズ演出」がまさかの炎上騒動に発展することに─。テレビ関係者が語る。
「『あさチャン!』のラストではプロ応援団として知られる『我武者羅應援團』の3人がサプライズで出演し、夏目にエールを送ったのですが、これが視聴者から大不評を買ってしまったんです」
「7年半、毎朝、3時半にTBSに入り、遅刻・病欠したことはありません」などと夏目を称えた我武者羅應援團。
「内容自体は悪くなかったものの、いかんせん長すぎた。10分近くエールを送り、彼女に残されたのはラスト12秒だけ。夏目はロクに挨拶をさせてもらえず最後には『ありがとうございま……』とぶつ切りになってしまいました」(前出・テレビ関係者)
こうしてネット上では同番組スタッフと我武者羅應援團への非難の声が噴出したのだった。
もっとも「『あさチャン!』サイドとしては『夜に別番組に出演する夏目への配慮』があったのでは」とも、このテレビ関係者は指摘する。どういうことか。
「この日、彼女は午後8時から『マツコ&有吉 怒り新党解散 生放送スペシャル』(テレビ朝日系)への出演を控えていた。『怒り新党』で夏目本人が“本当のラストメッセージ”を口にすることを踏まえて、内容が被らないように『我武者羅應援團が彼女にエールを送る』という形にしたのではないでしょうか」(前出・テレビ関係者)
いずれにせよ、人々の記憶に残る「最後の一日」となった。
(山倉卓)