下克上も可能な“パチンコ販売戦争”も2014年はもっと激化しそうです。
まず、Sammyの「CR北斗の拳5百裂」が口火を切りそうです。ライトミドルのST128回転で、V入賞で確変をゲットする「乱世モード」と、覇者の拳王軍リーチからザコキャラを倒して最後の1人が吹っ飛ぶと百裂図柄が停止して時短77回に突入する「百裂ゾーン」は、いわゆる「AKB48」や「牙狼」の単発と同じものです。
「百裂ゾーン」中の当たりは、必ず「乱世モード」(ST128回転)に突入しますから、爆発のカギは、予告やリーチの途中で突入するチャンスのある「百裂ゾーン」が握っています。
そしてRT(リアルタイムクロック)システム。1時間に1回、全台一斉に突入する10分間の「ヒャッハーゾーン」は、保留変化も通常時の3倍、赤保留も3倍出やすく、激アツ演出もかなり発生しそうなニオイがします。ヤメるにヤメられないスペックは、まるでスロット4号機のようで、大ヒット間違いなしです。ST中のテンポのよさも「慶次」とは別モノです。
また、2014年に増えるのは、サンセイR&Dの「ダービースタリオン」のように、表向き約60分の1で実質的にはMAXタイプという、11年のUFOギミックに宇宙人が登場した「X・FILES」(SANKYO)のようなスペックです。
約270分の1でCTに突入すると、継続率約90%で連チャンしまくりです。このスペックが、次の「牙狼外伝」ではもっとパワーアップするというのですから、今からドキドキしています。
「AKB48」の第2弾も前作のスペックに、改造が加えられていると言われています。これ以外にもまだ名前は出せませんが、ノーマークの新台がホールで大暴れするパチンコが出てきそうです。スロットからバトンタッチしてパチンコが大きく変わる2014年になりそうです。
◆プロフィール 谷村ひとし 1953年生まれ。95年、みずからの立ち回りを描いた「パチンコドンキホーテ」(週刊モーニング)で大ブレーク。過去20年間のパチンコ収支はプラス6200万円突破。累計で20万人以上を擁する携帯サイトで毎日情報を配信中。詳しくは「谷村パチンコランド」で今すぐ検索!
*この連載に記載されたメーカーごとの大当たりしやすい回転数や独自の攻略法はメーカー発表の内容ではなく、あくまで谷村ひとし氏の経験則であり、データ収集に基づいた私見です。