10月14日、「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)で司会を務めるタモリが、「同一司会者による生放送音楽番組の最長放送」としてギネス世界記録に認定された。
同番組は1986年にスタート。タモリは87年4月3日から司会を担当しており、認定が決定した今年9月17日時点で34年168日、計1365回放送されている。
タモリは過去に「笑っていいとも!」(フジテレビ系)でも「生放送バラエティ単独司会最多記録」でギネス認定されており、「2回もいただけるなんて思ってもいなかったので、大変光栄なことです」とコメント。
また、35年間の放送で一番印象的な出来事については「それはやはり、t.A.T.u.でしょう!あれは忘れられないですし、あれを超える出来事はないでしょうね」と、2003年のt.A.T.u.出演時の「突発事態」を挙げている。
t.A.T.u.は出演した当日、オープニングには登場したものの、その後、控室から出ずに歌唱をドタキャン。当初、トリで出演する予定だったミッシェル・ガン・エレファントが急遽トリ前で演奏。CM明けのトリでt.A.T.u.の出演を期待したが叶わず、ミッシェルがもう1曲演奏して番組の窮地を救った。
生番組の「Mステ」だけに、過去には他にも“突発事態”があった。
「1992年、サンプラザ中野がスタジオでの登場時、階段を降りようとして勢い余って客席に転げ落ちたことがありました。2006年には山下智久がマイクスタンドを前に歌っていた際、突然マイクが転倒。しかし、歌声はそのまま続き、口パクだったことが判明するという“アクシデント”がありました。また、15年、AKB48が『恋するフォーチュンクッキー』を披露中、指原莉乃が木村拓哉を強引にステージへ連れ出し、木村はセンターで見事なダンスを披露していましたね」(芸能ライター)
番組内容と同様に、今後も「おもしろい突発事態」には、視聴者も期待していることだろう。
(鈴木十朗)