10月2日に行われた「キングオブコント2021」で見事優勝し、賞金1000万円 を手にした空気階段。
賞金の使い道について、550万円の借金を抱える鈴木もぐらは「返せて半分なので、やっぱり勝負しないと。奥さんと相談して、100万円だけギャンブルさせてほしいとお願いしたい。 パチンコと競馬に」とコメント。水川かたまりは「親に1000万円以上、仕送りもらって命をつないできたので、親にはだいぶ返したい。あとハゲ病院費用」と話していた。
ちなみに空気階段が15日放送の「中川家 ザ・ラジオショー」(ニッポン放送)にゲスト出演した際、もぐらは、借金額は700万円だったと“訂正”している。
昔の芸人は、“芸の肥やし”ということで、私生活が破天荒なのが美徳とされていたが、最近の芸人はおとなしいとよく言われる。しかしこのところ、このもぐらのようなギャンブル芸人が目立ち始めている。
「霜降り明星の粗品が9日放送の『オールスター感謝祭』(TBS系)で、貯金額は7円と明かし、MCの今田耕司が『ずっとギャンブルしてる。マジで7円しかないんです』と話す場面がありました。かまいたちもパチンコ・パチスロ好きで知られ、自身のユーチューブチャンネルにパチンコ・パチスロ関連の動画をアップ。たとえば『【パチスロ北斗の拳】かまいたちがパチスロ実機を購入してプレイしてみた!』(8月20日投稿)は、視聴回数385万回を稼ぎ出しています。ピン芸人の岡野陽一も無類のギャンブル好きで借金は1000万円以上、相席スタートの山添寛はボートレースにのめりこみ、相方の山崎ケイに100万円以上借金しているといいます」(芸能ライター)
なぜギャンブル芸人が目立ち始めたのかは謎だが、「ギャンブル好きの人にとっては親しみが湧くし、そうでない人にとっては“他人の不幸は蜜の味”という側面もありそうです」(前出・芸能ライター)という。
世間でコンプライアンスがうるさくなった反動にも見えなくはない。
(鈴木十朗)