スポーツ

掛布×川藤 日本プロ野球界への熱き提言(2)

掛布 今取りざたされているのが落合GMの査定ですね。報道でも中日はこれで総額8億円以上の削減に成功しています。ただ、僕からすると落合さんは本当に普通のことをやっただけだと思うんですけどね。

川藤 わしもそう思うで。落合がやったことは当たり前のことや。GMやったら、あれぐらいのことはやらんとアカンねんて。それこそ昔は王さんだって長嶋さんだって年俸1億円を超えへんかった。だから日本球界としても選手の年俸の上限も1億円以上はアカンというのが暗黙の了解やった。でも「それはアカンやろ」と言って最終的に1億円超えたのは落合やろ。

掛布 そうですね。その点、落合さんのやったことは非常にわかりやすいですよ。

川藤 野球の世界ではいつでも信賞必罰が必要や。

掛布 そういう意味では落合さんは大したもんですよ。契約のタイミングだってそう。本来、12月から1月のポストシーズンは、選手と球団は契約外の期間じゃないですか。だからその前の11月の段階で契約を済ませるというのは、来季の編成をいち早く固めるという点でも当然、落合さん、中日のほうに理がありますよね。そもそも今のようにポストシーズンであるはずの12月に契約すること自体がおかしいですよ。

川藤 だから、わしも落合が何か新しいことをしたというわけではないと思うで。わしはとにかく選手にはもっとハングリーになってもらいたい。「これぐらいやったら、これぐらい稼げるんや」という野球の基本というものを忘れないでほしい。そのためだったら球団側ももっともっと選手に厳しい条件を出したってええやないか。はっきり言って、安定とか保証を求めるのはプロじゃないやろ。仮に複数年契約して、その1年目を本気でやるかっていう話や。「ケガしたらアカンな」って思って、全力でプレーなんかせんに決まってるやろ。

掛布 確かに昔に比べてプレーにすごみはなくなりましたよね。それを言うなら、今は危険球というルールがあるのにどうして防具なんてつけて体を守ってるのかもわからないですもんね。あんなの投手がかわいそうですよ。ルール上、今は実質的にインコース攻めができないわけですからね。

川藤 ホンマやで。防具なんてつけてアホちゃうか。打者が打席に行くのは戦場に行くのと一緒や。誰が鎧かぶって戦に行くんや。

掛布 重たくて動けないちゅうねん(笑)。僕はその辺りのルールももっと変えていかなきゃいけないと思いますよ。それをひっくるめて選手にはもっとプロっぽいプレーをしてほしいと切実に感じてます。

川藤 高校野球だってそうや。昔はバットを持つ時の手袋なんて、とんでもないってなってたのに、今はどこの子も平気で手袋をしてる。

掛布 肘当ても脚もね。

川藤 剣道ちゃうぞ。野球をやっとんねん。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
3
3連覇どころかまさかのJ2転落が!ヴィッセル神戸の「目玉補強失敗」悲しい舞台裏
4
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」
5
ミャンマー震源から1000キロのバンコクで「高層ビル倒壊」どのタワマンが崩れるかは運次第という「長周期地震動」