北海道日本ハムファイターズの監督を退任した、栗山英樹氏。2012年からの9年間でリーグ優勝2度、日本一にも1度導く活躍ぶりだったが、現役時代はケガなどに泣かされ、プロ野球選手としての実績は芳しいものではなかったようだ。
主に横浜大洋ホエールズ(現、横浜DeNAベイスターズ)で活躍した高木豊氏が、自身のYouTubeチャンネルで、日本ハムから監督の要請を受けた当時の栗山氏から悩みを相談されたという貴重なエピソードを明かしている。
〈【素晴らしい監督達!!】今季退団される監督に就いて語ります!【感動】〉とタイトルした投稿回(11月1日付)を観ると、栗山氏から「ボク、現役の時にはほとんど実績が無いんです。そんな人間が監督やってもいいんでしょうか?」といった相談を受けた高木氏は、「経験も大切かもしれないけど、どこをどういう風に勉強するかだと思うよ」と勇気づけたのだと振り返っている。また高木氏には、「愚者は経験で、賢者は歴史から学ぶ」といった持論もあるようで、栗山氏の場合は勉強の結果、大谷翔平というMLBに渡り、二刀流で活躍を遂げる名選手を生み出したのだと力説したのだった。
今投稿回の視聴者のコメント欄には「栗山さんには、また南原清隆さんとのタッグで野球について語ってもらいたいです。 時代的にはテレビよりYouTubeか!?」といった声もあがっていた。これは02年から07年まで放送されていたスポーツ・バラエティ番組「ナンだ!?」(テレビ朝日系)を指すもので、MCのウッチャンナンチャンの南原と栗山氏の名調子も見どころだった。
今後の栗山氏には、テレビにとどまらず、ユーチューバーとしても期待したいところだ。
(ユーチューブライター・所ひで)