巨人で活躍し、後に海を渡りメジャーリーガーとなった元プロ野球選手・松井秀喜氏といえば、ホームランに象徴されるバッティングの飛距離の印象が強烈だった。巨人在籍時には本塁打王のタイトルを獲ること3度。93年のルーキーイヤーから2ケタの11本塁打を放っており、「ゴジラ」の愛称通りケタ違いの実力だった。
93年にヤクルトから巨人に移籍した元プロ野球選手で、現在はタレントの長嶋一茂氏が、同じく元プロ野球選手・高木豊氏のYouTubeチャンネル〈高木豊Takagi Yutaka〉に出演。松井氏入団早々の宮崎県でのキャンプを振り返り、フリーのバッティング練習において衝撃の飛距離だったことを明かしている。
4月28日付けで〈【江川さんにあこがれた…】衝撃を受けた巨人時代について語ります!〉と題し公開した投稿回でのことだが、春先の宮崎の球場はライト方向からホームに向かって海風が吹くそうで、左バッターにとっては逆風になるという。一茂氏によれば、そのことから、「駒田さんとか吉村さんもホームラン出ないんですよ」とのこと。「満塁男」の異名も取った駒田徳広氏は52代目、吉村禎章氏は53代目の巨人の4番バッターである。
ところが、「松井はマスコットバットでドンって打ったら、そのまま向こうのネットにドカーンって突き刺すんですよ。高校生で、普通じゃねえなと…」と一茂氏は身振り手振りで松井氏の規格外の凄さを表したのだった。
松井氏は後に、62代4番バッターの座に就いている。かつては長嶋茂雄氏、王貞治氏、原辰徳氏らが、そして現在は岡本和真が担っている巨人の4番。誰が最強の4番バッターだったのかと思考を巡らせてしまう興味深い回でもあった。
(ユーチューブライター・所ひで)