今作での天海は、老後の資金を残そうと必死になる主婦役だが、義父の盛大な葬儀代や娘の派手婚費用、義母の散財に夫婦揃っての失職までが重なり、貯金が激減していく苦悩を抱えながらも奮闘する姿をコミカルに演じている。
劇中では数々の困難を乗り越え、松重豊(58)演じる夫との愛情を確認し合うのだが、私生活での天海はいまだ独身を貫いている。
過去には名だたる歌手、俳優、Jリーガーらとの熱愛が取り沙汰されたが、スポーツ紙の芸能デスクがその裏にあった真相を明かす。
「仲のいい男友達という関係性が大げさに報道されたケースが多かった。ただし例外は、3年ほどにわたって真剣交際した吉川晃司(56)です。オープンに関係を認め、結婚間近と言われていました。理由は様々に報じられていますが、吉川と大恋愛の末に破局という結末を迎えたことで、結婚というゴールを思い描かなくなったようです」
10月24日放送のTBS系「週刊さんまとマツコ」にゲスト出演した際には、プライベートでも昵懇の仲として知られるマツコ・デラックス(49)から「意外と面倒くさい男と付き合ってきたのよ」「意外と変な男が好きなの」と暴露され、思わず「チッ!」と舌打ち。明石家さんま(66)から「女優さんは本番中に舌打ちしないほうがいい」とツッコまれて苦笑する場面もあった。
すっかり男には懲りたのか、近年では様々な場面で「男は裏切るけど筋肉は裏切らない!」をモットーに日々体を鍛えていることを告白する一方で、「(男ウケを狙ったかわいさアピールで)アヒル口をする女性が苦手」と語ったりするなど、男離れを加速させているようだ。
そうした状況下で、にわかに注目を集めているのが、天海が水面下で進めている「リアルやすらぎの郷」計画だ。
「やすらぎの郷」(テレ朝系)といえば、17年に放送された人気昼ドラマ。主演の石坂浩二(80)をはじめ、浅丘ルリ子(81)や加賀まりこ(77)、藤竜也(80)らが、現実とリンクするかのように往年の大スターを演じ、彼らだけが入居できる老人ホームで共に暮らす物語だった。
それにあやかったのか、老後の生活プランが目下、現実味を帯びて着々と進行中というのだ。
「天海はかねてから『老後はマツコと一緒に過ごす』と公言しています。つい先日もマツコと共演し、気心の知れた独身者数人でお金を出し合い、マンション一棟を購入して住むグループホーム計画について語っている。地下に駐車場を作り、1階はコンビニにするなどの具体的な構想まで明かしています。実は冗談でもなく、共通の友人である有働由美子(52)もすでに同居人の1人として誘っているそうです」(民放局制作スタッフ)