スポーツ

江川卓、掛布雅之に明かしていた「怪物ピッチャーの心理」とは?

 主に中日ドラゴンズで活躍した元プロ野球選手・川上憲伸氏のYouTubeチャンネル〈川上憲伸カットボールチャンネル〉(10月15日付け投稿)に、ミスタータイガース・掛布雅之氏が出演した。

 1997年にドラフト1位で中日入りした川上氏は、同年、人気球団の巨人に同じく1位指名で入団した高橋由伸氏をライバル視していたそうだ。高橋氏は、98年のルーキーイヤーに140安打、19本塁打、75打点、打率も「.300」に乗せる活躍。

 一方の川上氏も2ケタの14勝を挙げ、防御率は「2.57」の2点台におさめるといった躍進を見せ、この年の新人王に輝いている。高橋氏は川上氏相手に1球目からバットを振ってくる機会が多かったようで、それで凡打されても嬉しくはなく、「三振に仕留めたかったのに」といったこだわりを明かす川上氏。

 すると今度は掛布氏が、自身がライバル視していた、元巨人・江川卓氏との「ある会話」を引き合いに、川上氏に「ピッチャー心理」を訊ねる一幕があった。

 掛布氏いわく、例えば江川氏と4打席対戦して、「掛布が2本塁打を放ったが、巨人勝利」と「掛布を4三振に切って落としたが、阪神勝利」の、どちらを選ぶかと訊ねたところ、江川氏は後者を選んだのだそうだ。

「そうなの?」と、川上氏も江川氏と同様の気持ちなのかと掛布氏が問うと、川上氏は、長いシーズン、さらには今後数年間に及ぶ幾度の対戦時にイヤなイメージを残したくないといった見解を示して同意していたものだ。

 ピッチャー心理、ひいては昭和の怪物・江川氏の現役時代の思考も明かされ、見ごたえある貴重な回であった。

(ユーチューブライター・所ひで)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
暴投王・藤浪晋太郎「もうメジャーも日本も難しい」窮地で「バウアーのようにメキシコへ行け」
3
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
4
侍ジャパン「プレミア12」で際立った広島・坂倉将吾とロッテ・佐藤都志也「決定的な捕手力の差」
5
怒り爆発の高木豊「愚の骨頂!クライマックスなんかもうやめろ!」高田繁に猛反論