元プロ野球選手の細川亨氏は、青森大学で1999年の全日本大学野球選手権大会ベスト4、2000年同大会のベスト8を経て、2001年に自由獲得枠で捕手として西武ライオンズに入団。11年からは福岡ソフトバンクホークス、17年からは東北楽天ゴールデンイーグルス、19年からは千葉ロッテマリーンズと、パ・リーグの4球団を渡り歩いた経歴の持ち主だ。
その細川氏が、YouTubeチャンネル「野球いっかん!」に出演。ソフトバンク時代、秋山幸二監督との思い出を問われたところ、昨年、日本ハムから巨人に移籍した中田翔や、15年に日本プロ野球新記録となるシーズン216安打をマークした西武の秋山翔吾(現在はシンシナティ・レッズ)といった他球団の選手からも、請われればアドバイスを送り、スランプを脱却させていたといった仰天のエピソードを明かした。
1月8日に投稿された「他球団の主力が秋山監督のアドバイスで息を吹き返す。正確な観察眼で全選手を把握。監督室では常に二軍戦」と題した動画がそれ。細川氏はそこで秋山監督の観察眼に敬意を払うとともに、対戦時には秋山監督のアドバイスにより敵バッターの構えが変わっており、「あれ? みたいな…。配球がそこで全部練り直しになるんで…」と苦笑交じりに振り返ったのだった。
球団の垣根を越えてのアドバイスは、秋山監督を次期監督に推したとされる王貞治氏譲りの野球界全体を思ってのことであろう。それにしても、昨シーズン不調に終わった中田などは、もう一度秋山氏から指導を受けた方がいいかも?
(ユーチューブライター・所ひで)