今シーズン、8月4日の暴行事件により球団から解除日未定の出場停止処分を科されたにもかかわらず、同月20日、日本ハムから巨人に無償トレードで移籍した中田翔。移籍した翌21日には出場選手登録。同日の対DeNA戦で移籍後初出場を果たしたが、10月5日現在、64打数8安打で打率〈.125〉と、成績は芳しくなく、巨人優勝に向けてのカンフル剤とはなっていない現状だ。
さて、そんな中田に関して、スポーツバラエティ番組「こやぶるSPORTS超」(関西テレビ)のYouTubeチャンネル〈【こやぶるSPORTS超】チャンネル カンテレ公式〉で注目すべき発言があった。元阪神タイガースの掛布雅之氏と、主に阪神で活躍した岡田彰布氏が出演し、中田のトレードについて、持論が展開されたのだ。
同チャンネルの10月1日付け投稿回〈掛布&岡田が佐藤輝明「復活」の道を緊急提言!矢野阪神、大谷翔平、中田翔、サイン盗み、知られざる阪神の黒歴史などをぶった斬る!〉を観てみると、「(巨人が)戦力アップしないのと同時に、トレードのやり方がまずかった。順序が違うんじゃないのかな…」と、疑問を呈した掛布氏。
これに岡田氏も「トレードするならシーズンオフですよね。今年は早すぎる」と同調。
さらに掛布氏は「中田くんの野球人生考えれば良かったと思うんですよ」としつつも、中田はつまらなそうに野球をやっていると指摘。中田とファンの感情を後腐れなくクリアにして、環境を整えるべきであり、また、中田は打点王3度のタイトルに輝いていることから、タイトルホルダーは、セ・パかかわらず、環境さえ整えれば力を発揮すると、「来年は怖いと思いますよ」と語ったのだった。
中田の加入が、何か既存メンバーの士気にまで影響を及ぼしているように見えるのは気のせいか?巨人ファンにすれば、今年は早くも「終戦宣言」とならぬよう期待を寄せたいところだろうが…。
(ユーチューブライター・所ひで)