ついに日本テレビが降参した。児童養護施設を舞台に、過激な内容が物議を醸している芦田愛菜(9)主演の連続ドラマ「明日、ママがいない」。第1話放送後の批判には、
「最後まで見て判断してほしい」
と強気な発言を残していた日テレだったが、1月30日、全国児童擁護施設協議会に対して、番組内容の変更を約束した。心変わりの理由は何だったのか。日テレ関係者が言う。
「このドラマが決まった時から、『家なき子』の時のように世間で話題になるのはある程度想定していた。スポンサーがすべて降板してしまったのは痛かったけど、最終回まで本当に番組内容を変更するつもりはなかった。それでも、最終的に決断した理由は、数字だったんです」
ドラマの視聴率は、第1話14%、第2話13.5%、第3話15%と、微減微増とあまり反映されていない。
「世間でこれだけ注目を浴びているので20%は超えると思ったのですが‥‥。視聴率も伸びず、テレビ局の印象だけが悪くなっていく状況では、これ以上意地を張る理由がなかった。それで、番組内容の変更を決断したようです」(前出・日レ関係者)
視聴者もスポンサーも離れ、すでに手遅れな気もするのだが。