「勝手気ままで、スケジュールの管理が難しい。常に行動を監視していなきゃいけないのです」
こうボヤく球界関係者の視線の先には、赤鬼と青鬼に嬉々として落花生を投げる、日本ハム・新庄剛志監督の姿があった。
2月3日の節分は生憎の雨模様。南国らしからぬ寒空の下で、この日も「新庄劇場」が展開された。民放局ディレクターが語る。
「画撮りのための恒例行事です。ところが、今回は何時何分にというような正確な時間が告知されませんでした。通常はどの球団でも『ランチの直前にでも』といったスケジュールが報道陣に伝えられるものですが、時間に縛られるのを嫌う新庄監督の予定は広報も把握できずにいる。鬼に扮した8人の報道陣も、事前に決めた立ち位置から動くことができずに、雨の中40分間放置されていました。皆、風邪をひかないかヒヤヒヤしていましたよ」
まさに神出鬼没。選手時代さながらの“自由人スタイル”で球団職員までを困惑させているのだ。
完全に、新庄監督のソロ舞台となったハムの春季キャンプは1月30日のキャンプ地入りからスタート。ド派手なグローブ柄のコートでファンや報道陣の前に現れたのだ。
「重さ20キロでかさばるため、機内持ち込みはかなわなかったといいます。出迎えのファンのために、わざわざ空港で着替えたようです。とはいえ、沖縄入りは自分だけ違う便。チームから遅れること2時間で監督は到着しました」(スポーツライター)
サプライズは次々と続き─。さらなる詳細を、2月8日発売の「週刊アサヒ芸能」2月17日号でたっぷりとレポートしている。