振り返れば22年、真っ先にファンサービスを仕掛けたのは日本ハムの新庄剛志監督(50)だった。1月9日の新人合同自主トレ初日、黒コートの下に真っ赤なタートルネックを着込んだスタイルで登場。積雪が残るファイターズ鎌ヶ谷スタジアムに駆け付けた300人弱のファンをを大いに沸かせた。取材に訪れたスポーツライターが当日を振り返る。
「報道陣のみならずファンまでもが、新人選手ではなく、新庄を追うように動いていました。特に出入りの激しい三塁側通用口付近には、“BOSSギャル”たちが望遠カメラを構えて待機。氷の張った坂道をヨタヨタ歩く新庄監督の姿を見て『カントク、可愛い~』と黄色い声援を送っていましたよ」
そんなファンの思いに応えるように、両手を広げて“ビッグボスポーズ”を決める場面もあった。新監督のサービス精神を目の当たりにした選手も負けてはいない。2年目右腕の伊藤大海(24)も独自のファッションで共闘した。
「黒地に白い文字で『ビッグボス』と書かれたTシャツを『どうだ!』と言わんばかりに、女性ファンに見せつけていました。昨年末、トークショーに招かれた小学校でプレゼントされたようです」(前出・スポーツライター)
キャンプ地の沖縄・名護でも、チームスローガン「ファンは宝物」よろしく、監督と選手によるファンサービスの応酬に期待したいが、2月1日のキャンプインとともに球界の主役の座を巡って他の11球団も黙っちゃいない。「ツヨシの教え」に背く巨人の新師弟コンビ、ビッグボスに新監督の話題づくりで先行を許した中日・立浪和義監督(52)とソフトバンク・藤本博史監督(58)のご両人など、「新庄劇場」も霞むサプライズ包囲網を2月1日発売の「週刊アサヒ芸能」2月10日号で緊急詳報する。