一方、今春にフリー転身するフジテレビ・久慈暁子アナ(27)には、スタッフからの悪評が噴出。総スカンを食らっている状況だというのだ。フジ関係者が声を潜めて耳打ちする。
「久慈アナは退社発表のコメントで5年間勤めたフジテレビについて『居心地のいい場所』『楽しい日々』と語っていましたが、実際のところ、そんなふうに感じているとは思えない。モメにモメた末の退社ですよ」
というのも、久慈アナと「お笑い向上委員会」で共演し、そのタレント性にいち早く注目していた「後見人」の明石家さんまでさえ、1月22日放送の「ヤングタウン土曜日」(MBSラジオ)で「いろいろあったみたいでね」と、局側との間でトラブルがあったことをほのめかしているほど。
3月退社にもかかわらず、まだ後継アシスタントは決まっておらず「本人は(「お笑い向上委員会」に)残りたいって言ってるんです」と、フリー転身後もそのまま番組出演を懇願したというのだ。
フジ関係者もこれにはあきれるばかりで、
「久慈アナはフジから退社後の『永久出禁』を食らいかねない厳しい現状です。ただでさえフリーアナとしての成功は微妙とみられている中、少しでも仕事の可能性を残しておきたくて、さんまさんに『見捨てないでください』とすがっている形です。彼女は昨年6月に複数の女子アナが関わったとされる『ステマ疑惑』の際に『自分は悪いことをしていない』と主張していたのに強引に謝罪させられたことから、会社に強い不信感を抱くようになりました。その結果、これまでなら出ていたはずの番組の出演依頼を振られても『出たくない』とNGを連発するようになったんです」
この「ステマ疑惑」とは、あるフジ関係者の仲介で、高額のヘアカットやネイルなどのサービスを無償で受け、見返りにその施術の様子を撮影した画像をSNSなどに公開するというものだった。結果的に久慈アナをはじめ、宮澤智アナ(31)や井上清華アナ(26)も謝罪に追い込まれ、局内はテンヤワンヤの大騒動に。とりわけ、社内でもアナウンス部に批判の矛先が向いたことに久慈アナは人一倍、不満を表明したという。当然、これに納得いかないのが制作スタッフだった。
「せっかくの出演依頼を無下にされ続けた現場の制作スタッフらは『どんな番組なら出るんだ』『ワガママにもほどがある』とブチギレています。上層部でも『久慈アナはやる気がないのでは』と問題視されるようになりました」(フジ関係者)
こうして自らに対する局内の冷ややかな空気に気付いて「もう会社にいられない」と退社に踏み切ったのが実情だというのだ。
会社との険悪な雰囲気は彼女の退社予定日にも表れている。
「彼女の退社は年度末の3月末ではなく中途半端な4月末。このスケジューリングについて、局内では『春の改編で彼女が他局番組のレギュラーに抜擢されるのを妨害する上層部の意図が込められているのでは』という話まで飛び出しているんです」(フジ関係者)
頼みの綱となったさんまとの関係にも大きな変化が生じており、
「このところ久慈アナは『向上委員会』の収録前後の現場でさんま師匠にべったり近づいて、やけになれなれしく話しかけているんですよ。出演している芸人の間では『彼女はさんま師匠とデキているんじゃないか』との疑念も広がっている。結果、さんま師匠に申し訳ないとの思いから、芸人らがこれまでのように気軽に話しかけられなくなっているんです」(若手芸人)
そんな久慈アナがさんまと並んで、フリー転身後にすがっているのが、フリー転身の先輩でもある加藤綾子(36)だと言われる。
「久慈アナはフジ入社当初から仕事の悩みを加藤に聞いてもらっていて、フリー転身後の活動についても加藤に相談しています。そうしたことから、加藤が所属するジャパン・ミュージックエンターテインメントに久慈アナも入れてもらう可能性は大いにあるとみています」(フジ関係者)