今シーズンのキャンプの話題を独占している日本ハムの新庄剛志監督(50)に、“ライバル意識ありあり”なのが、あのソフトバンクの王貞治球団会長兼特別チームアドバイザー(81)だ。新庄監督が、「新庄ノート」配布を宣言すれば、王会長は「真理の書」でチームを鼓舞しているというのだ。そんな2大カリスマの「野球奥義」に2月15日発売の「週刊アサヒ芸能」が迫っている。
当の新庄監督は、こうブチ上げたものだ。
「選手が暇な時、疲れていない時に5ページずつでも読んでもらって、頭に入れてもらって『BIGBOSSはこういう考えで野球をしたいんだ』ってわかってもらいたいだけ。この本は『ノムラの考え』と一緒です」
低迷する日本ハムのかじ取りを託され「レギュラー不在」と言われるチーム活性化のために、80ページほどの「新庄ノート」を作成。キャンプ中にも選手や球団関係者を中心に400部を配布する予定だという。球団関係者が語る。
「本の中身については、新庄監督自身がマル秘扱いだと明言していますが、漏れ伝わるところだと、難しい野球理論ではなく、『全力でプレーに取り組む』や、『練習でチャレンジをして反省する』といったかなり基本的なことが書かれているそうです。新庄監督自身もあまり活字の多い本が得意ではなかったようで、文字が大きく読みやすい語録集のような内容になると聞いています」
一方、王会長が満を持して、配った「真理の書」とは何か。ソフトバンク関係者によれば、
「昨シーズン8年ぶりのBクラスに沈んだチームに危機感を醸成するために、長嶋茂雄氏と並ぶ日本球界の至宝である王会長に、檄文を作ってもらったというのが正直なところ。王会長は、60年以上に及ぶ球界での知見をまとめたA4用紙5枚の小冊子を作成。昨年末の段階で、『投手編』を配布しています。そして、今年のキャンプに合わせては、『野手編』も加筆した完全版をまとめました。これには王会長も『あと100年経っても野球がある以上は真理だと思う。それくらい自信がある』と自画自賛したほどです」
3月25日の開幕戦でも激突する両チーム。その「門外不出」の内容について、2月15日発売の「週刊アサヒ芸能」2月24日号では肉薄レポートしている。