2月18日、女優の広瀬すずがデビュー10周年を記念した写真集「レジャー・トレジャー」(講談社)が発売された。売れ行き好調の様子で、自身のインスタグラムのストーリーで2度目の重版決定を報告している。
「メモリアル写真集ということもあってヤル気満々の広瀬は、企画段階からスタッフとして参加。約3年かけて打ち合わせと撮影を重ね、装丁やデザイン案も出し、こだわりの出来栄えになっています」(出版関係者)
写真集は全184ページで定価は3850円となかなか強気な価格設定だが、好調なスタートを切る形となった。が、気になるのはその中身だろう。
というのも、ここ最近、人気の裏返しといえばそれまでなのだが、写真集が売れても内容が物足りなければレビューで容赦なく叩かれる事態が続いているのだ。
「その現象が顕著だったのが、昨年8月に出版されたフリーアナの鷲見玲奈の写真集『すみにおけない』(集英社)です。オリコンの写真集部門週間ランキングで1位に輝きながら、水着カットはあったものの、羽織った上着でガードされて肌見せが少なかったことで批判が殺到。鷲見もツイッターで応戦して火に油を注ぐ形になりました。また、今年2月に女優の西内まりやにとって8年ぶりとなる写真集『月刊 西内まりや』(小学館)も、発売会見で『自分の中では』“ポロッと見え”も『ありました』という意味の発言をそれがあるかのような匂わせとも聞こえるようにしていました。ところが、こちらも肌見せページが少なく、ファンからブーイングが起きたのです」(芸能記者)
そんな悪い流れを広瀬には断ち切ってほしいところ。そこでAmazonのレビューを確認してみると…。
〈テレビや映画では見られない素顔のすずちゃんに出逢える〉などと絶賛のコメントがある一方、〈ピントの合ってない写真が多く、不良品かな? と思いました〉というもの、さらには、〈顔や体のアップの写真が1枚もない〉として、肌見せ度が〈ゼロ〉の〈ただの風景写真集〉と断じた内容もものなど、どちらかといえば、“ガッカリのコメント”が目立っていたのである。
「もともと水着があるとか、グラビア的要素は特に予告してはいなかったのですが、引いたカットや余白が多い印象です。期待が大きかっただけに、思ったよりアート寄りの内容だ、と物足りなさを覚えたのでしょう」(前出・芸能記者)
あくまでレビュー上での傾向ではあるが、若手トップ女優の広瀬をもってしても賛否両論が起きるということは、ファンの大多数が納得する写真集を作るのはなかなかに至難の業のようである。