驚異的な数字を持ち、業界人気もあり、プライベートもクリーン‥‥とくれば、秋元氏が見逃すはずもない。ここ数年の快進撃は、やはり秋元氏の後押しも奏功しているようなのだ。スポーツ紙記者が明かす。
「AKB48メンバーは様々な芸能事務所に所属していましたが、手塩にかけて育てたアイドルたちを卒業後もちゃんとプロデュースできないことに、秋元氏はジレンマを抱いていた。乃木坂46の現役メンバーは全員、乃木坂46合同会社という事務所に所属しているのですが、17年頃から、卒業したメンバーの一部もそのまま所属させ、マネージメントを手掛けるようになったんです。つまり、所属アイドルのセカンドキャリアの構築に乗り出したということ。西野もそんな中のひとりです」
もちろん全員が所属するわけではなく、懇意の芸能事務所に入る卒業生もいるが、乃木坂46OGたちの活動は今や各方面に及んでいる。
「ここ数年、秋元さんはアイドル業よりもドラマの企画・原案などに力を注いでいるんです。各局でドラマを作っては卒業生や現役の乃木坂46メンバーを送り込んでいる。卒業生だけでも日本テレビは『あなたの番です』に西野、『真犯人フラグ』に生駒里奈(26)。テレビ朝日は『漂流者』に白石、テレビ東京は『ユーチューバーに娘はやらん!』に若月佑美(27)。これらは全て、秋元氏が関わったドラマです。秋元ドラマは、乃木坂46卒業生の演技お披露目会ともなっています」(スポーツ紙記者)
中でもとりわけ、西野の才能を高く評価し、贔屓にしているといい、
「秋元さんはAKB48メンバーとの食事会を頻繁に開いていましたが、乃木坂46メンバーとはやっていませんでした。が、その中で唯一、西野だけがご指名で呼ばれていたんです。わかりやすく言えば、お気に入りなんですよ。さらに彼女も、期待に応えるべく真摯に仕事に取り組むから、ドラマスタッフたちも使いたがるんでしょうね」(芸能プロ関係者)
そんなひたむきな姿勢が実ったのか、1月には「孤狼の血 LEVEL2」で第45回アカデミー賞優秀助演女優賞と新人俳優賞をW受賞。そして4月からは、西野がセックスレスの専業主婦を演じる「恋なんて、本気でやってどうするの?」(フジテレビ系)が始まる。“魔性の囁きテク”でアイドルの頂点を極め、女優としての天下も待ったなしか。