主に西武ライオンズで活躍した元プロ野球選手・石毛宏典氏が、自身のYouTubeチャンネル〈石毛宏典TV〉で、1982年から西武で指揮を執った広岡達朗監督時代を回顧した。
広岡監督は、徹底した〈管理野球〉でも知られ、西武では食生活の改善にも着手。玄米食を取り入れ、肉の摂取量を制限したのは有名な話で、野菜食を主にしたことから、ヤギの鳴き声に倣って「メ~さん野球」などとヤユされたこともあった。
しかし、その一方で、就任の4年間でリーグ優勝3度、日本一に2度、西武を牽引しており、その理論は間違いではなかったことを証明して見せたものだ。
そんな広岡監督に、石毛氏はどんな見解を示していたのだろうか?
同チャンネルの3月16日付け投稿回では、子供の時分に麦飯を食べていた石毛氏が、大人になり「ようやく白米になっていいな~って思ったら、いきなり玄米なんか…麦飯みたいな色の食いたくないな~って思ってましたけど…」と正直に吐露。
しかし、体をアルカリ性にすれば疲れにくくなり、パフォーマンスを存分に発揮できることは理解していたことから、無理に口にしていたそうだ。
この発言に、アシスタントの隆麻衣子(たかしまいこ)が、「それが良かったのかもしれなくないですか?」と問うと、「いやいやいや!」と石毛氏は強めに否定。…というのも、キャンプや遠征先では玄米を口にしても、家に帰れば白米を食べていたと言うのだ。
もっとも、体をアルカリ性にする「意識づけ」は有効だったことにも石毛氏は言及しており、広岡監督は、思いのほか、そこまで「強制」していたわけではなかったのでは…と思える、実に興味深い回だった。
(ユーチューブライター・所ひで)