ほぼ毎シーズン、セ・リーグの順位予想では優勝候補に挙がる頻度の高い、巨人。2019、20年と連覇するも、日本シリーズでは福岡ソフトバンクホークス相手に2年連続で4連敗を喫し、昨年は後半戦に失速、3位に甘んじる結果となった。
この状況を、巨人の原辰徳監督は、どう分析しているのだろうか…?
元巨人・岡崎郁氏のYouTubeチャンネル〈アスリートアカデミア【岡崎郁 公式チャンネル】〉の、3月24日付け投稿回に原監督が出演。動画の冒頭では、「先発ローテーションピッチャーもね、菅野(智之)はもう決まってますけど、2戦目以降ですね、初めてジャイアンツのマウンドを踏む人というのも、3人ぐらいいるかな…」と、ルーキー起用か(?)といった発言をした。
また、ここ3年間を振り返り、思った結果が残せなかったことには、こう指摘した。
「簡単に言うと、菅野、(坂本)勇人、丸(佳浩)、このへんの中心選手が働かなったっていうことですよ。だから、彼らに頼っていたら、チームは衰退していくと思いました。(中略)彼らに依存し、彼らに頼るチームというものは、とても脆いチームになる」
3選手の発奮に期待を寄せてはいるようだ。が、今季の原監督は〈実力至上主義〉を掲げており、互角の力と判断したならば、経験値は少なくとも、可能性を秘めた若手起用を積極的に行っていくことも明言している。
他球団と比べ、巨人は即結果を求められる古くからの体質で、どうしてもFAや外国人助っ人頼みになり、若手育成が苦手な球団とされてきた。原監督は、そんな巨人の体質改善にまでメスを入れる覚悟のようである。
同チャンネルへの定期的な出演も口にしている原監督と岡崎氏の、いずれ行われるであろう“答え合わせ”も今から楽しみだ。
(ユーチューブライター・所ひで)