211万票を得て東京都知事となった舛添要一氏(66)。猪瀬直樹前都知事の得票数には及ばなかったが、すでに別の分野ではるかに猪瀬氏を超えているというのだ。
都庁関係者がこう話す。
「舛添知事の嫌われぶりですよ。猪瀬氏とは比べるべくもないほどで、すでに味方がいない。マスコミ、都議会、都庁職員、全方位が敵だらけという状態です」
かつて「歴史的役割は終わった」と見限った自民党の支援を受けて当選したことが尾を引いているという。
「つい3カ月前まで安倍総理を『右寄りすぎる』と批判していた舛添氏は、選挙を前に急接近。自民都議たちは『政治家として信用できない』と警戒しています。マスコミも一様に手厳しい論調が多い。特に、毎日新聞は都知事選前に執筆し、当選後に発売される舛添氏の憲法に関する著書を取り上げて、舛添氏が慌てて安倍総理を批判していた部分を書き換えたことを暴露。舛添氏もツイッターで反論し、冷戦状態です」(前出・都庁関係者)
都知事の手足となって働く都庁職員も、なぜか舛添氏を嫌っているという。
「舛添氏は前任の都知事のような居丈高な話し方はしないのですが、エリート臭が鼻につくんです。何を話しても、言外に『キミはバカだから、教えてあげよう』と言っているように聞こえるんですよ」(前出・都庁関係者)
そのせいか、舛添氏をめぐっては、トンデもないスキャンダルが飛び出ると噂が駆け巡っている。
「先日も舛添氏と暴力団関係者のツーショット写真が週刊誌に掲載されるというんで、都庁では大慌てになりました。結果的には、どこにも掲載されなかったのですが‥‥」(都庁関係者)
どうにも在任期間の短さでも、前任者を超えてしまいそうなのである。