コブクロの小渕健太郎が、4月5日に放送された音楽番組「この歌詞が刺さった!グッとフレーズ」(TBS系)に出演。コブクロの名曲「蕾」に秘めた思いを明かした。
同楽曲は小渕が亡き母親を思って書いた楽曲で、「就職して大阪に行って半年後に病気で(母は)亡くなったんですけど、病室にも行けて手を握っていたんですけども、最後に(母が)ギュッと握ってくれた気がしたんですね」と回顧。
そのうえで、「花が散る時に見たことがあると思うんですけど、あれって別に花が死んでるんじゃないと思うんですよね。もう一回咲こうとしてるんじゃないかなって…だから最後の最後にもう一度、養分とか水分を吸い上げて咲こうとする時に動いちゃって桜は散るって、なんとなく思うんですよ」とし、「だから、母が(最期に手を)ギュッと握ったのは、もう一回僕に何かを伝えようとした。だから、そのエネルギーで命が消えていったのかなって…」と、自分なりの解釈を歌詞に込めたことを説明した。
小渕の作詞秘話を聞いた番組MCの加藤浩次は「すごいわ…ちょっとグッときたわ」と感動しきりだったが、ネット上の視聴者の反応を見ると「歌詞の意味よりも不貞報道についての釈明を聞きたい」「せっかくの名曲も自分のせいで打ち消していくタイプ」「小渕はしくじったイメージしかない。感動秘話言われても響かないんだよな」など、過去を掘り下げる厳しい指摘が相次いだ。
「心に響く恋愛ソングや家族ソングを多く持つコブクロですが、小渕は16年、相方の黒田俊介も21年に不貞疑惑を報じられており、以降、彼らの歌う曲は全く心に響かなくなったという音楽ファンは多いようです。また、黒田は不貞報道が出た際、相手の女性、その家族、ファンに向けて謝罪をしていますが、小渕の方は完全スルーの姿勢を貫いている。その辺りも、過去を延々とイジられ続ける原因なのでしょう」(エンタメ誌ライター)
代償はなかなか大きいようだ。
(田中康)