「ゆるキャン」と聞くと、本格的ではない「ゆるーいキャンプ」というイメージを持つのではないだろうか。実はこれには「ゆるされるキャンプ」という意味もあるという。
今年のゴールデンウィークは日並びがよく、最大10連休を取った人も多いようだ。緊急事態宣言やまん防が解除されたとはいえ、いまだ続いているコロナ禍で、キャンプは大人気。換気がよく開放的な自然下でのレジャーは家族だけでなく、友人同士、ビジネスの交流会でも選ばれている。
とはいえ、「やっぱりキャンプは苦手」という人もいる中、「ゆるされるキャンプ」と聞いて、ひとりでキャンプを始める中年世代が激増しているという。
広告代理店勤務の50代男性は、
「海外旅行もできず、夜遅くまで飲みにも行けない中、ひとりでキャンプに行くんだったら許す、とパートナーや上司に言われて、いわゆるソロキャンプを始めました。これが意外に楽しいんです」
これだったら許される──それが「ひとりキャンプ=ソロキャンプ」。ひとりキャンプというとけっこうハードなイメージだが、ゆるーくはないものの、ゆるされるキャンプということで「ゆるソロキャン」と呼ばれているとか。
新型コロナ感染者数が増加しても、確かにこれだったら許される。次の休みにはぜひ「ゆるソロキャン」してみてはどうだろうか。