人気ロックバンド「トライセラトップス」の和田唱が更新したツイートが波紋を呼んでいる。
トライセラトップスは4月29日から5月1日に宮城県で開催された東北最大級の音楽フェス「ARABAKI ROCK FEST.22」の2日目のトリとして出演。
ところが和田は「昨日は最高だった。最高だったよ」とステージを振り返りつつ、シークレットゲストとしてステージに立ったユニコーンの奥田民生について「裸の王様」と罵倒したのである。
音楽関係者が語る。
「奥田は泥酔状態でステージに上がったんです。自分で立てないほど酔っていたそうですね。それだけでも和田はかなりカチンときたようですが、その奥田の泥酔ぶりをファンが『最高、可愛い』などと持ち上げたことで、我慢の限界に達した。和田はステージを神聖な場所だと語り、『ステージ上での泥酔を良しとする風潮はどうなのよ? それを最高だの可愛いだの言うお客さんも俺はどうかと思うし、許してるスタッフの大人たちも問題ありだと思う』などと直言。直接名指しはしませんでしたが、大御所の奥田のやりたい放題に本音をぶつける形となりました。ついには『周りがチヤホヤして許すから裸の王様が出来上がるんだ。みんなが言わないんだから俺が言う』と、裸の王様呼ばわりするほど頭にきていたようですね」
奥田の泥酔ステージは、ファンが「通常運転」「酔っててもきちんと歌うべきところは歌う」と評する。
一方では、こんな声も。
「実は和田さんにも『失望した』という声が少なくないんです。というのも、ロックフェスを完全にお祭りと捉えている音楽ファンが思いのほか多く、『学芸会みたいな段取りどおりのフェスのどこが面白いのか』『海外なんかもっとアクシデントだらけだよ』『ロックっていつからこんなに堅苦しくなったの?』と、この程度のアクシデントはむしろ楽しむべき、というものでした。後日SNSで苦言を投稿したことにも『ツイッターなんかで後から言うとかロックじゃない』『その場で怒鳴ればいいのに』と厳しい声を発する人たちもいました」(前出・音楽関係者)
なお、和田の苦言を受けて、奥田からは謝罪があったといい、「民生さんは謝罪をしてくれた。俺も思っていることをハッキリ伝えた。一連のツイートは消すことにします」として、和田が「終結宣言」。
果たしてロック界の「風潮」に、これで何か変化が訪れるのか。
(塚田ちひろ)