突然だが「第1位・大谷翔平」「第2位・野茂英雄」「第3位・イチロー」…これが何のランキングか、お分かりになるだろうか。
昨年12月3日、ネットニュースサイト「ねとらぼ調査隊」が発表した「歴代の日本人メジャーリーガーで好きな選手は?」のアンケート結果である。以降、第4位・松井秀喜、第5位は同数でダルビッシュ有、新庄剛志と続くのだが、ここでふと気付くことがある。投手と外野手ばかりで、内野手が挙がってこないのだ。松井稼頭央(遊撃手)や井口資仁(二塁手)など、メジャーで活躍した選手がいるにはいるが、内野手の数は圧倒的に少ない。
元巨人・江川卓氏が、YouTubeチャンネル〈江川卓のたかされ【江川卓 公式チャンネル】〉(4月27日付け投稿回)で、この件について言及。
「日本人は足腰が強い」としながらも、「どうしても日本人選手に比べて、外国人選手の方が上半身は強いんですよ」。外国人選手は捕球で体勢を崩すなどした無理な状態からもスローイングできる強靭な上半身を持っていることを指摘した。
もっとも、日本人は足腰の強さからか、トイレは和式が主流だったが、時の流れで現代は洋式がイニシアチブを握る。明治以降は肉食の欧米化が進んだ。江川氏は、上半身の強い日本人選手も増えてくる可能性を示唆している。
稲作が主流の日本人、狩猟の外国人など独特な視点でたとえて見せた江川氏。確かに一理あるのかも、と思わせる解説だが、果たして本当に「外国人的上半身」の選手は次々と出現するか…。
(所ひで/ユーチューブライター)