「仕事がなくなったら、故郷・広島に帰りたい」
これは5月17日放送のバラエティー番組「ロンドンハーツ」(テレビ朝日)での、有吉弘行の発言である。MCのロンドンブーツ1号2号・田村淳と田村亮、出川哲朗、バカリズムは、一様に驚きの表情を見せた。
この日の「ロンドンハーツ」は「ベテラン芸人みんなどう思ってる?の会」。芸歴25年以上の芸人たちが共演者に聞いてみたい質問を投げかけ、それぞれが○×で答えつつ、その理由や真意を明かし合う、というものだ。そこで田村亮が「ずっと東京に住みますか」と質問すると、有吉は「×」を上げる。その理由は「もう仕事がなくなったら、どっか行く。恥ずかしいから。指差されるから」というものだった。お笑い関係者が語る。
「超売れっ子の有吉でも、仕事がなくなった時のことをリアルに想像して恥ずかしい、と思うのかと考えると、芸能界の厳しさを感じますね。もともと『進め!電波少年』(日本テレビ)でブレイクし、一度転落して這い上がった経験があるため、今の人気がいつまでも続かない、と思っている。転落した時には、性ビデオ業界への転身を考えたそうですから」
有吉は21年4月に、フリーアナウンサーの夏目三久と結婚。その後、引退までした夏目にとって、有吉の「Xデー」がきた時に、広島への転居となると…。
「2人は出会いから10年という長い春を乗り越えて結婚した。夏目は結婚式で泣きっぱなしだったそうです。それほど強い思いで結婚したとはいえ、夏目は大阪出身ですからね。親戚も友人もいない土地で暮らすのは、抵抗があるでしょう」(放送作家)
かくなる上は、売れ続けるしかない。