ウクライナ侵攻を続けるロシアに「驚くべき変化」が起こっている。
これまでウクライナに仕掛けた戦争、虐殺行為について、プーチン大統領は「親ロシア派地域の危機を救うため」「仕方のない選択だった」などとして、正当性を主張してきた。数々の残虐行為やウクライナの一般市民殺戮についても「フェイクニュース」として、ロシア国民に荒唐無稽なプロパガンダを刷り込み、信じさせてきたのだ。同時に戦況についても、ウクライナ有利という実態を隠し続けている。
ところが、である。なんとそうしたウソにまみれたプロパガンダをタレ流してきたロシア国営テレビがついに、ロシア軍の苦戦と戦況悪化を認めたのだ。
「番組に登場した著名な軍事アナリストがウクライナ侵攻の正当性を否定し『全世界が我々に反対している。ウクライナ軍の士気が低下しているという誤った報道を信じてはならない。ロシア軍は厳しい戦いに直面するだろう』などと戒めたのです」(国際ジャーナリスト)
こうした発言はロシアのSNSで急激に拡散し、ロシア国民の間に驚きの声が広がっているという。
こうした現象に、海外での識者たちも「勇気ある発言。現実が広まりつつある」などと、ロシア軍の撤退・敗北、そしてプーチン失脚に向けての希望を語っているのだ。
徹底した情報統制がなされているはずのロシア国営テレビで発生した「ほころび」と「プーチンへの反駁」。
ロシア国民が全ての事実を知った時、世紀の虐殺王はいよいよ奈落の底への一歩を踏み出すことになる。