TBSの斎藤哲也アナウンサーが7月の人事異動で、編成考査局への異動内示を受けたことが一部で報じられた。
斎藤アナは89年にアナウンサーとしてTBSに入社。96年に始まった情報番組「はなまるマーケット」では薬丸裕英、岡江久美子らと長年共演し、お茶の間に知られるようになった。
近年はニュース読みやナレーションでの活動が多かったが、TBS関係者は、
「斎藤アナは現在58歳。TBSでは定年2年前までに、ほとんどが他部署に異動になる。むしろ、長く活躍できた方ではないですか。毎年、男女の新人アナウンサーが入ってくる中で、ある程度の『定員』もある。必然的に年長者から抜けていくのは、他の放送局でも同じでしょう」
では今後、斎藤アナと同じ道を歩みそうな、立場が危ういアナウンサーは誰なのか。TBS関係者は、声を潜めてこう続けた。
「今年9月に52歳になる初田啓介アナですね。プロ野球、駅伝、オリンピックなどの中継で実況、リポーターとして活躍しましたが、近年は教育する後輩へのあたりがキツイと、あまり現場の評判はよくありません。スポーツ実況も後輩に譲る機会が増えており、『社内失業状態』に近づいています。最近になって、情報番組『ひるおび』のナレーションを担当する日が増えてきているのは、こうした経緯も影響している」
世代交代の波から逃れることはできるのだろうか。