TBSの安東弘樹アナウンサーが3月末で退社、フリーアナウンサーとなることが2月9日、発表された。
「昨秋、50歳の誕生日を迎えた時に定年までの10年間をどう生きるべきかと考え始め、出した結論が生涯現役という選択でした。そんなアナウンサーという職業を全うする気持ちを尊重し後押しした人物が、実は、お笑いコンビ、浅草キッドの玉袋筋太郎だったんです」(スポーツ紙記者)
2月9日放送のラジオ番組「たまむすび」(TBSラジオ系)で、安東は玉袋から退社後の心得を教わっていたのだ。
「玉袋は、フリーアナウンサー=出入り業者と位置づけ、そのイロハを語っていました。年賀状を書くのをやめたという安東に、年賀状を書き、盆暮れの付け届けと慶弔の花を忘れず出したり、舞台を観に行って、お土産を手渡すよう“厳命”。年金、保険などは人を雇ってきっちりやるよう進言した。スナック大好きで、道場破りと称し知らない店にひとりで訪れ、全日本スナック連盟の会長に就任し一方で『スナック玉ちゃん』オーナーでもある玉袋をひそかに師匠のように尊敬していたようですね」(芸能ライター)
安東も同番組で、「玉さんの戦いぶりを、目の当たりにしているので、スナックをやったり、いろんなことである種、いい意味でもがきながら、戦っているのに刺激をもらったというのも、(フリー転身の決断の理由として)大きくあります」と熱く語っていたものだ。玉袋に自身がレギュラーを務める「TOKYO MX」の仕事も勧められ、好きな局だとして、ヤル気満々ぶりも示していた安東。進むべき道をすでに心に描いているようだ。
(塩勢知央)