昨年の舞台降板騒動で世間を騒がせた土屋アンナ(30)。しかし、この騒動で芸能界での露出が減るかと思いきや、今年の1月からは向井理(32)、綾野剛(32)主演のドラマ、日曜劇場「S -最後の警官-」(TBS系)に横川秋役で出演するなど依然として、人気が高い。
「バラエティ番組にも多く出演していますし、3月にはミニアルバム『Sugar Palm』を発売し、女優、タレントとしてだけでなく、歌手としても精力的に活動しています」(芸能記者)
最近では、トラブルを嫌うメディアに敬遠されて露出が減るかと思いきや、この活躍ぶりには、土屋のキャラクターにあるという。
広告代理店関係者が明かす。
「彼女はとにかくサービス精神が旺盛。現在放送されているキンチョー防虫剤『タンスにゴンゴン』のCMでも、土屋さんが板橋のスーパーで見たというおじさんのモノマネを披露し、面白いと話題になっています」
CMでは、土屋が「板橋のスーパーで見たおじさんやります」と宣言。その直後に「何やってんだよ~。防虫剤なんてなんでもいいじゃねえかよ~。早く帰ろうよ」と、おおよそ女優とは思えない吹っ切れぶりなのだ。しかもこの「おじさんキャラクター」のアイディアは、土屋自身によるものだという。
前出・代理店関係者が続ける。
「もともとのCMディレクターの演出は抑え目のキャラクターだったんですが、どうもおじさんキャラの針の振り切れぶりが物足りないと思ったらしく、自ら提案したといいます。というのも、土屋さんは2010年に板橋警察署の一日署長を務めたんですが、そのイベントでJR板橋駅付近を歩いた時、実際に目撃したオジサンがおもしろく、印象に残っていたんだとか。それを覚えていて、オジサンの特徴をデフォルメし、実際に披露したところ、CM現場で大ウケ。即採用となったそうです。彼女は、こういう引き出しがあるみたいで、アドリブも得意。それだけに、様々なジャンルの番組に引っ張りだこなんです」
モデル出身なのに飾らないキャラクターのみならず、独特の感性による観察眼もまた、土屋の持ち味になっているということのようだ。