7月6日にスタートした連ドラ「テッパチ」(フジテレビ系)の初回視聴率は、7.6%(世帯視聴率)だった。陸上自衛隊を舞台にした青春群像劇とあって、主演の町田啓太を筆頭に、次期ブレイク候補の俳優たちが多数出演しており、ミステリーや謎解きものに飽きている視聴者からは「ひとまず。しばらくは見てみる」という声も多い。ドラマライターが解説する。
「自衛隊をテーマにしたドラマといえば、新垣結衣と綾野剛で高い人気を呼んだ、13年の『空飛ぶ広報室』(TBS系)ですね。ただ、インパルスなど空自での飛行シーンが時々は出てきたものの、主役2人の恋愛要素がメインに描かれた。その上、あくまで『広報』として内勤する航空自衛官たちとの絡みを主軸にしていたため、本格的な自衛隊ものと呼ぶには相応しくないものでした」
片や今回のドラマでは、
「候補生たちの日頃の厳しい訓練や、戦車を多数動かしての本格的なシーンも1話目から登場しており、ドラマの設定としては新鮮味があったようです」(前出・ドラマライター)
「普通、候補生は坊主頭にするのでは?」など、ドラマあるあるを指摘する声もSNSではチラホラ見られたが、軍事ジャーナリストは、
「ミリタリーマニアのみならず、近年のサバゲー人気などもあり、日本最大組織と言われる警察官ほど親しみはわかないものの、自衛隊をテーマにしたもの、例えば本などが売れるという現象もありました。公務員ゆえ食いっぱぐれることがないとして、独身女性が結婚したい相手の職業として人気が高い、という話も聞かれます。たび重なる天災・災害で活躍する自衛隊員を身近に感じる人も増えたようですね」
オリジナル脚本のため、先が読めないワクワクなども加わり、今後の盛り上がりが期待できそうなのだ。
女性ウケを狙った、野郎たちの締まった筋肉を見せるシャワーシーンもいいが、紅一点としてミューズのような立ち位置の、白石麻衣扮するエリート上司で2等陸尉・桜間のシャワーシーンも、サプライズで登場させてほしいものだ。
(島花鈴)