テリー お尻路線は、事務所の誰かと話し合って、そういう結果が出たの?
倉持 いえ、仕事で毎週会ってたカメラマンさんにアドバイスをもらったんです。「モッチー(倉持のニックネーム)は尻で売ったほうがいい。尻がデカいけど、そこはコンプレックスじゃなくて、売りにしたほうがいい!」と言われて。「ホントかなぁ」と思ったんですけど、その言葉を信じて、ツイッターに毎日、自分の尻画像を載せ続けたんです。
テリー ツイッターで尻画像を載せるって、具体的には、自分で自分の写真を撮って、インターネットにあげるってことなの?
倉持 はい、そうです。全身鏡をうまく使って。
テリー ちょっとやってみてよ、それ。言葉じゃわかんないから。
倉持 まず全身鏡がありまして、その前でお尻を出して、自撮(じど)りするんです。お尻がメインになるように撮ります。
テリー おっ、いいね、いいね。もっと大胆な格好は? よつんばいになったりするの?
倉持 はい。こういう(すかさずお尻を突き出す)感じで撮ったりとか。ポージングはいろいろと。いろんな角度で自分で撮影して、とにかく「尻」を全面に。
テリー 衣装は?
倉持 今日は私服ですけど、例えばリクルートスーツで、パンストのお尻の部分を2カ所破いて、お尻の肌が出るようにしたり。
テリー それってかなり過激じゃん。事務所に止められなかったの?
倉持 ハハハハ、止められなかったです(笑)。
テリー 「とりあえず倉持、お前の生きる道はここしかないから、行けー!!」って感じだったのかなぁ(笑)。いいじゃん。
倉持 はい。「尻で行けー!!」って(笑)。
テリー それで今やファンの数というか、フォロワー数が6万2000人を超えたんだろ。
倉持 はい。尻職人としてブームになってきた段階では、3万人ぐらいでした。
テリー 3万もすごいよ。
倉持 そこに「グラドル自画撮り部」というサークルのようなものを発足させたんです。そうしたら2週間で一気に2万人増えて、最終的には6万人に達して。10万人いくかもしれない感じで、どんどんと増えてます。
テリー 10万人になると、どういう特典があるの?
倉持 フォロワー数が増えることで、グラビアアイドルの業界全体が盛り上がれるっていうのがありますね。私の注目度が上がれば「自画撮り部」の注目度も上がって、そこに参加してくれてる部員たち約300人のひとりひとりの知名度が、今より少しでも上がるかなと思います。
テリー 「部員」っていうのは、どういうことなの?
倉持 「#グラドル自画撮り部」っていう単語を付けて、ツイッターに自分たちの写真を投稿する子たちのことを指します。
テリー それは、全部同じ事務所の女の子なの?
倉持 みんな、バラバラの事務所なんです。
テリー そうか。グラドルでまだまだ売れる前の女の子たちが集まって、合体してるんだ。
倉持 そうです。ひとりひとりの女の子たちが、ゆるく団結というか、連帯してる感じなんです。