お笑いコンビ「ずん」の飯尾和樹と、タレントでモデルの藤田ニコルが、7月6日深夜に放送された「あちこちオードリー」(テレビ東京)にゲスト出演し、自身の処世術について語っている。
番組では「私の教訓どうですか? 芸能界が生きやすくなる参考書を作ろう!」をテーマにMCのお笑いコンビ「オードリー」とゲストたちがトークを展開。ニコルがまず挙げたのが「マネージャーから説教されるタレントは売れない」だった。
その理由について、
「よく見るんですよ。テレビ出始めの方とか、これから頑張りたい方と一緒になると、始まる前からマネージャーに『絶対に爪痕残してこいよ』って言われたりとか。帰って来てからも『なんで絡みにいかなかったんだ』とか。そうなっちゃうと、ただマネージャーの好きなタレントが出来上がっちゃうだけ。その子の個性とかじゃないじゃないですか。そうなると売れないなって」
一方の飯尾は「年下からの評判が悪い人とは距離を取ろう」という教訓を紹介。
「年下には行きやすいというか、むき出しにする。人間なんて俺も分かんないしね、醜いから。だんだん年下に図々しくなって。年下から評判が悪い人は、出会って10年以内に変な去り方をします」
と理由を説明した。放送作家があとを引き取る。
「飯尾はさらに『年下からの評判が悪い人』の逆パターンを挙げて『下に好かれてる奴。それは信用できる。上に嫌われて下に好かれてる方が信用できる』と力説。『上からの評判だけは信用しない方がいい』とも語っていました。番組中、オードリー若林正恭はニコルに対し『あなた、事務所の社長できます!』と、物事を客観視する力を絶賛。飯尾の教訓についても『これ、めっちゃわかります』と共感していた。厳しい世界で生き残っている2人の話だけに、芸能界のみならず、一般社会でも参考になる話と言えるでしょうね」
どちらも、なかなか示唆に富んだ話だったのである。
(鈴木十朗)