お笑いコンビ「TKO」の木本武宏が7億円ともいわれる巨額の投資トラブルを起こし、所属事務所の松竹芸能を退社した。「芸能界引退か」「逮捕か」などと、穏やかならぬ噂までが囁かれる騒動に発展しているのだ。
発端は、7月初旬に投資トラブルが発生しているのではないか、との情報が松竹芸能に寄せられたことだった。松竹芸能は木本に話を聞いたものの、全容解明にまでは至らず。コトが大きくなる前にテレビ局やラジオ局に出演見合わせを申し出たことがメディアに漏れ、スキャンダラスに報道されることになったのである。
木本は数年前から、FX(外国為替証拠金取引)や暗号資産の投資を開始。経済誌が運営するウェブメディアで連載するなど、財テク芸人として知られるようになっていた。
その後、投資熱が上がりすぎたせいか、知り合いの投資家と共同で運用するようになり、芸人仲間らから出資金を集めるようになったという。
そんな木本が顔色を急変させることになった原因は、金を預けていた人物と突然、連絡がとれなくなったことにある。木本はツイッターで「必ず近日中に事の経緯をきちんと説明させて頂く所存です」とコメントを出したが、報じられる被害総額は5億から7億円へと大きくなる一方。木本を知る芸能関係者が言う。
「他人からお金を集めて投資を行うには金融庁の登録が必要なのに、木本が登録していた様子はありません。投資話が架空だった場合は、仲介した木本も詐欺罪に問われることになるかもしれない。そのため『逮捕も?』などという話が出ているようですが…」
さらに、木本が投資にのめり込んだ理由については、
「デビューしてすぐに忙しくなりましたが、その後、売れない時期を経験していることで、芸能界の浮き沈みが身にしみている。それが投資に入れ込んでしまった原因でしょうね。亡き母親が不治の病を患った時には、治したい一心で、怪しげなサプリなどに高額のお金を払ったこともあったので、人を信じやすい面はあると思います」(前出・芸能関係者)
木本の個人事務所は引退を否定すると同時に「一生かけても返金したい」との決意を持っている、と明かしている。仮に数億円もの金を弁済することになった場合、しがみついてでも芸能界で再起を図るしかないのかも…。